2013/04/25

[GG2Eオススメ]6月28日公開 感動作「アンコール!!」で泣いてください

トロント映画祭クロージング映画
英国インディペンデント映画アワードで3部門ノミネート
先ほど北京映画祭にて最優秀脚本賞も受賞したそうです。
原題Song for Marion 邦題は「アンコール!!」
http://www.encore.asmik-ace.co.jp/



テレンス・スタンプ(名作多すぎて書けない)、 クリストファー・エクルストン(9代目ドクター→ココ大事)、ジェマ・アータートンと豪華すぎるキャストで送る涙なしには鑑賞できない感動作です。

監督はポール・アンドリュー・ウイリアムズ。今はっきりいって最も注目しなけければいけない英監督さんの1人ではないでしょうか。なんといっても次回作はトム・ヒドルストン主演のドラマを演出なさる監督さんですから!

 北京映画祭での監督のツイート

ちなみに日本のトレーラーを見た映画のプロデューサーさんは

と喜んでおります(笑)

あ、GG2Eがおすすめということは、もれなく、、、サイトにて紹介します。
お楽しみに!

2013/04/23

トム・ヒドルストン主演作「Close Enough」、メガホンをとるのは「アンコール!!」の監督!


http://www.screendaily.com/news/hiddleston-atwell-join-close-enough/5054124.article

1930年代のパリ(!)を舞台に、ロバート・キャパとゲルダ・タローという実在した報道カメラマン2人のロマンスとドラマを描く「Close Enough」の主演が、今をときめく英国俳優の1人であるトム・ヒドルストンだと発表され、一部でコーフンの渦です。

メガホンをとるのは、テレンス・スタンプ、クリストファー・エクルストン他豪華共演、日本でも6月28日東宝シネマズシャンテほか公開予定の感動作「アンコール!!」(原題はSong for Marion」)の監督ポール・アンドリュー・ウイリアムズ。
ちなみに彼の所属する制作会社は、Jマカヴォイの大胆なイメチェン演技で話題の映画「FILTH」(英国2013年9月公開予定)の制作会社であります。

ポール・アンドリュー・ウイリアムズ監督は
“The idea of bringing these two iconic, extraordinary characters to the big screen is one I relish. Not only is it a beautiful love story, but Capa and Gerda influenced each other in such a dramatic way that it changed the idea of photo journalism for ever.
(美しい恋愛ストーリーだけではなく、フォトジャーナリズム界の象徴的存在のカメラマン2人が互いに影響を与え合い、その結果フォト・ジャーナリズム界 に大きな変化をもたらしたことをスクリーンで見せたい)

トム・ヒドルストンも本作にはノリノリの様子です。監督は
“After I met with Tom his passion for this project and his commitment to the script and character was so exciting.(トムのこのプロジェクトに対する意気込みを感じ、とてもワクワクしているよ)と語っております。

撮影開始は2013年6月予定とか。

GG2Eはもれなく、この映画の情報をアップデートしていきたいと思います。。。




2013/04/19

イアン・マッケラン&デレク・ジャコビのシットコム「VICIOUS」4月29日放送PRクリップ


今年は英国のITVが異常にコメディに力を入れているようで、
春にはすでにローマ時代のローマを舞台に色々とお年頃な健康男子(と奴隷)3人を中心に描くシットコム「Plebs」が、超高視聴率をマークし話題となっておりますが、
こちら「VICIOUS」も、2013年の英国TV界で一番の話題の一本となること確実ですね。
4月29日9時より放送開始が決定になりました。

すでに世間中がうきうきしながら視聴していると思いますが、クリップをあげておきます。
クリップを観る限りでは非常に王道で、ゴリゴリのイギリスコメディではないので、誰でも楽しめる様子ですよ!




コメディに抵抗がある方も、ぜひトライしていただきたいです!

http://www.comedy.co.uk/guide/tv/vicious/videos/




2013/04/18

【GG2E】今後のラインアップは……


みなさまこんにちは。
先日、ベネディクト・カンバーバッチ主演の「パレーズ・エンド」をご紹介する形で、華々しくデビューだけは飾ったGG2E。
今後も、みなさまが「おお!」とモチベーション高く英語に触れられるよう、また、字幕では救えないけれども英語のセリフが語る作品内容、そして作品の魅力をご紹介する記事を予定しております。

4月19日金曜日ごろ発行予定
「 パレーズ・エンド」第3話。
登場人物たちの心情をより味わい深く理解していただくため、第1話では価値観の基盤となるカトリック教がこの当時人々にどれほど密接に関係していたか、第2話では、”学生さん、コレ、歴史のテスト勉強にものすごく便利ですよ!”と勧めたくなるほど、第1次世界大戦でのヨーロッパの権力関係をわかりやすく図式化し、ご説明しました。第3話では、第1次世界大戦の後半を舞台に、一歩一歩現代の価値観と近くなるイギリス社会の様子をたっぷりとご説明しています。もちろん、役立つ英語情報もたっぷり。

☆4月26日金曜日ごろ発行予定
マーガレット・サッチャー前首相御愁傷様(?)記念
「トレインスポッティング」 


ダニー・ボイル監督、ユアン・マクレガー、ジョニー・リー・ミラー他出演者ほぼ全員の出世作、Jマカヴォイ主演映画「FILTH」原作者アーヴィン・ウエルシュ原作のカルト的人気を呼ぶ名作です。
先日の名作映画でサッチャー政権を振り返るブログ記事でもご紹介させていただきました。こちらで触れたことを、さらに深く決め細やかに、ご紹介します。
「FILTH」にご注目の方も、必見の記事。なぜならサッチャー政権がもたらした影響が、極悪警官ブルース・ロバートソンの人格形成に大きく関わっているからです。

また、スラング満載、スコティッシュ・アクセント全開と、英語学習教材としてはあり得ない作品を、ご紹介するのはGG2Eだからこそ!(笑) はい、リアルに使われているイギリス、特に北部のスラングを赤裸裸にご紹介します。


☆5月3日金曜日ごろ発行予定
 「Welcome to the Punch / ビトレイヤー」


©The British Film Institute 2013
配給:ファインフィルムズ
http://www.finefilms.co.jp/betrayer/ 
 
5月4日(祝・土)より、新宿シネマカリテほか全国ロードショー




ジェームズ・マカヴォイ&マーク・ストロングのハードボイルドな魅力が炸裂する英国発のアクションスリラー。俳優ファンの方々は、公開を今か今かと待っている状態の作品です。
宣伝会社さんのキビシイ監視のもと(汗)ネタバレをせずに、ガッツリと紹介させていただきます。


☆5月中旬〜下旬
ライアン・ゴズリング 祭りを開催します。現在2週連続を予定しておりますが、みなさまのご声援次第では、3週に、、、伸びます。
ご紹介予定作品は、、、 「Blue Valentine ブルー・バレンタイン」と……
 (みなさまのポジティブなリスポンス次第では、さらにもう1作)
 「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命」です。











(C) 2012 KIMMEL DISTRIBUTION, LLC ALL RIGHTS RESERVED.
5月25日(土)より新宿バルト9ほか全国ロードショー
配給:ファインフィルムズ
http://www.finefilms.co.jp/pines/

Geek1号はつい数日前に拝見したのですが、文字どおり口をあんぐりするほど、ビックリし、ゴズリング節にグっとなり、クーパーさんの心情に心を痛め、そしてこの物語を140分以内で収めた監督の才能と潔さに感動しました。語られているその内容は、ちょっとでも「オレ様精神」のある監督さんだったら、ゆうに180分は超えるボリュームです。そして観客は「た、タルい。。。」と腰とお尻に痛みを憶えながらも見続ける(面白ければ!) 
デレク・シアンフランス監督は、オレ様精神と戦い、そして打ち勝ち、見事なまでの捨てのないプロット展開で、心の奥にぐっさり刺さる映画に仕立て上げています! 
これは、俳優云々関係なく、沢山の映画ファンに観ていただきたいです。。。

6月以降も、ウキウキ、ワクワクするラインアップを計画中です!
お楽しみにしてください!











2013/04/11

サー・イアン&デレク・ジャコビがカップルのシットコム「Vicious(原題)」イギリスにて放送!

マジです。サー・イアンとデレク・ジャコビがカップル となるシットコムが制作される、というニュースはすでに一部では話題になっていたかと思いますが、

英国のコメディサイト British Comedy Guideによると、シリーズ放送は4月29日9時より放送決定+今年のクリスマススペシャルで特番を放送するそうです。

http://www.comedy.co.uk/news/story/000001113/itv_orders_vicious_sitcom_special/

ロンドンのコベント・ガーデンを舞台に繰り広げる往年のゲイカップルのシットコム。
クリエイターが米人気シットコム「ふたりは友達?ウィル&グレイス」や アニメ「Family Guy」で活躍していた制作陣ということで、イギリスが舞台ですが、すでにゲイもので大成功を収めている作家が作るアメリカンな風が吹いたシットコムになりそう。

作家のGary Janettiによると
"It doesn't feel so much a thing you would really hate. To me, it feels very mainstream and very inclusive."”(ものすごく嫌われるような要素はないと思う。とてもメジャーなタイプのコメディじゃないかな)

だそう!

サー・イアンとデレク・ジャコビの痴話げんか、観たいですね!



2013/04/09

英国の名作映画でサッチャー政権を振り返る 




というわけで、サッチャー元首相がお亡くなりになったというニュースは、ものすごい勢いで世界中を駆け巡り、それぞれの思いを語っております。その多くは決して元首相の業績を讃えたり、別れを惜しむ種類のものではありませんが、彼女がイギリス社会に与えた影響はよくも悪くもあまりにも大きなものであったことは事実です。

この日を記念する意味で、今回、サッチャー政権、サッチャー主義があったからこそ生まれた英国の名作映画をいくつかご紹介したいと思います。(思い浮かんだ作品のため、追加する可能性大です!)GeekyGuidestoEnglishでも近々、セリフをご紹介しながらしっかりとした記事を作成できたらな、と思っています。

リフ・ラフ (ケン・ローチ監督)

タイトルを見ただけで、目頭が熱くなる作品です。ロバート・カーライル主演。胸が痛くなるようなラブストーリーのなかに、サッチャー政権下による相次ぐ国営産業の私営化と、自由主義、資本主義の推進により、持つ者と持たざる者の格差がどんどん広がるなか、労働者階級の低所得層の人々の生活を如実に描いています。

リトル・ダンサー(スティブン・ダルドリー監督)

リー・ホール脚本の名作であり、ジェイミー・ベルのデビュー作。 サッチャー政権により炭鉱がどんどん閉鎖され、職を失う炭鉱夫たちが激しく抵抗する、あの時代の話です。母を亡くし、炭鉱夫の父と兄を持つ少年ビリーが、バレエに魅せられてバレエをこっそり習い始めるのだけれど……。サッチャー政権により押しつぶされ、流され変わらざるをえないやるせなさ、怒り、せつなさ、といった炭鉱夫たちの思いと、父と子の関係を含む家族の物語に見事なまでにオーバーラップさせながら、描いた不朽の名作ですね。

トレインスポッティング (ダニー・ボイル監督)

 スコットランドを舞台にしたドラッグ青春映画だけでは終らない、今も戦後英国の名作映画としてイギリスで必ず上位ランクインする理由は、この映画が原作に忠実に、サッチャー政権が持たざる者へもたらした残酷な現実をしっかりと描いているからです。サッチャー政権下、私営化が進み、国営産業は片っ端から潰された結果、多くの人が職を失いました。収入金額丸無視で、1人あたりみな同じように税金を払うというPoll Tax (Community Charge)が導入されました。(サッチャー政権が終ってから廃止になりましたが)
 国の管理がなくなり、誰もが自由になる、そして誰もが夢を掴める=”未来を選べる”(choose your life) 世の中に、というのは、まやかしでしかない、そしてどうにも改善されない現実と向き合うしかない。しかしその現実に向き合ったままで生きて行くなんて、やってられない。唯一救ってくれるのは、ヘロインだけ……。

未来を選べーーーこのキャッチは、究極の皮肉がこもったspoofです。

フル・モンティ (ピーター・カッタネチオ監督)



こちらもロバート・カーライル主演。かつては鉄鋼業で栄えたシェフィールドを舞台に、
鉄鋼業の縮小化により解雇された男性たちが、いっちょストリッパーとなって一儲けしようとするハートウォーミングコメディですね。キツイ社会派的な描写はないですが、非常に胸が痛くなります。

マイ・ビューティフル・ランドレット (スティーヴン・フリアーズ監督)

ダニエル・ディ・ルイス主演。英国の人気作家ハニフ・クレイシの原作を映画化したものです。アジア人第2世代の若者が"In this damn country, which we hate and love, you can get anything you want."とコインランドリーのお店を営むなかで、人種差別問題や格差社会をじっくり描く、Sフリアーズ節炸裂の映画です。

This is England (シエーン・メドウズ監督)

 
英国が生んだ伝説のヒーローバンドの一組であるザ・ストーン・ローゼズのドキュメンタリー映画を6月公開ということでも話題の監督であるシェーン・メドウズが、自分の過去の経験を基盤に描いたとされる、80年代のミッドランド地域の若者とネオナチの話です。 サッチャー政権がもたらした英国への誇り”British Empire”スピリッツは、一層深刻化する格差社会と不協和音をおこし、持たざる者が「持たざる者なのは、移民たちが職を奪っているせい」「大英帝国にあやかろうとやってきたずうずうしいよそ者たちが、なぜデカイ顔をする。アイツらをぶっつぶせ」という考えを育みます。この作品および、英国で放送されていたドラマThis is England 88は、ほんとうに涙なしには観れない作品です。

Made in Britain (アラン・クラーク監督)

ティム・ロスのメジャー映画デビュー作です。16歳の少年が持つ体制/仕組み/社会に対する激しい怒りが赤裸裸に描かれている作品です。サッチャー政権は私営化、個人主義の推進により、階級社会をざっくり基盤にしたアイデンティティ意識やコミュニティー社会(us vs them)を破壊していくのですが、この個人主義の副産物として生まれたのが、自分だけよければいい、自分だけのよかれ主義な傾向だと言われています。ティム・ロス扮する少年がこの新しい価値観を如実に映し出しているのではないでしょうか。


2013/04/06

本サイト記事の使い方について

こんばんは、G1号です。

何度か「作品を視聴していないのですが、それでも大丈夫でしょうか。。。?」という大変ありがたいお問い合わせを受けたことをうけ、「もしかして、同じように疑問を感じていらっしゃる方がおられるのでは。。。」と思いまして……。ちょっとだけご説明したいと思います。

セリフをピックアップ紹介している本サイトの記事。
視聴するときのリスニングのサポートを意図しておりますが、それだけではありません。
「こんなことを言いたいときにはこのセリフで使われている〜〜というフレーズが便利がよい」
「このように話しているのは、〜〜な背景があるから」
などなど、実際に視聴せずとも「読みもの」としてお楽しみいただけるようにと考えて作っております!
 また、 個人差があると思われ、一概に絶対に安心!とは太鼓判を押せませんが、
 ネタバレは避けた記事作りを心がけています。

 作品についてのお話と語学は切っても切れない仲のところがあります。英語アレルギー、英語は完全に諦めちゃった、という方も、作品についての情報収集としてお楽しみいただくうちに、次第に英語に慣れ親しんでいって下さったら。。。と願っております。

それではみなさま、ごきげんよう。
(→ 「パレーズ・エンド」のクリストファー風にご挨拶(Good evening)してみる。。。☆詳しくは4月15日頃アップ予定の「パレーズ・エンド」第2話の記事をどうぞ!)

第1話の記事はこちらから一部ご覧になれます。
http://geekyguidestoenglish.com/uk-il/tv/parades-end/parades-end1-1