2013/06/22

マーティン・フリーマンのモッズ魂炸裂!「Svengali(原題)」の資金集めの重要人物はなんとマーティンだった!!



2013年6月21日金曜日、エディンバラ国際映画祭のプレス/映画関係者用に「Svengali」トークイベントが行われ、プロデューサーのMartin Root、監督のJohn Hardwick、作家・主演のJonny Owen, 相手役のVicky McClure の4名が制作秘話をたっぷり75分語ってくれました。司会はなんとMiranda Sawyer。ジャーナリスト、プレゼンターなど幅広く活躍しております。(ちなみに英The Observer紙で一番パーソナルなマーティン・フリーマンを明かしたのも彼女
















*向かって左がジョニーさん、真ん中がプロデューサーのマーティン・ルート、右手がミランダ。

制作のいきさつ、映画が意図したこと、目指したこと、監督の演出、制作過程、サントラ使用許可における面白エピソードなどなど、映画のパンフレットを作っちゃうよ、くらいな勢いでレポートしていこうと思いますが、まずは第1弾。この作品はマーティンの力がなければ制作費は集まらなかったということが判明しました。



そーですよ、奥さん! 「The Voorman Problem」に続いて、この人、またギャラとか時間とか関係なしに、やってくれちゃってますよ!

マーティン・フリーマンのモッズ魂炸裂のいきさつ。

以前もお伝えしたように、Svengaliはもともとジョニー・オーウェンが自腹を切って制作しYOU TUBEで放送していたウエブシリーズからきています。今回のトークでさらに詳しくわかったことをお伝えします。作品は完全にUK音楽ビジネス業界をおちょくったものだったので、業界関係者を中心にバカうけ。まず音楽ジャーナリストさんが絶賛。続いてUK音楽業界(インディーズあがり)のドン的存在の1人であるCreation RecordsのAlan McGee氏が大絶賛し、自分も出演したいと言い出します。(注:Alan McGeeのCreation Recordsってプライマル・スクリームとかオアシスとかです。洋楽興味ない人もオアシスってきいたら、あら!って思いますよね?!ビッグなんです!)Alan McGeeが出演するウエブコメディ?!と人気が(音楽好きの間で)うなぎ上りに。

マーティン・フリーマンはこのウエブシリーズの第1話を一発で気にいり、ジャーナリストで非常に仲のよい友人であるPaolo Hewitt音楽/サブカル系で何冊も本を書いています)に作家/主演のジョニーを紹介しろ、仲間に入りたいから入れろ、と詰め寄った(笑)。ジョニーさんは早速マーティンと会って、細かくつめてレコード屋の店主ドンというキャラを作り上げたということです。驚く一同を前に「SHERLOCKやTHE HOBBITよりもうんとうんと前の2008年頃の話だから!」とジョニーさん(笑)

 さらにすごいのはここから。マーティンのおかげで資金集めおよび映画化実現に成功した、ということ。映画制作に向けて動いていたときは、すでにマーティンは雲の上の人でニュージーランドで撮影中。しかしウエブシリーズで顔を出していた彼が映画でもキャストとしてコンファームされていれば映画制作のゴーサインが出る、とジョニーさんはメールで打診してみたんですね。そしたら、奥さん! イギリスと真反対もいいところに位置するキウイーランドにいるというのに、昼と夜が真逆だというのに(しかもビルボになりきり中)メールした直後に快諾の返事が届いたんですって。さらには出演者の最低賃金の保証交渉(=ゆえに制作費の交渉)にも協力を惜しまなかったとか!

これぞモッズ魂です!マーティンはModfather のスピリッツを受け継いだ骨の随までモッズなMod Son (?) です! Geek1号感動して手え叩いちゃいました!

「Svengali」はマーティンの思い入れがすごくこもったものでもある作品なんですね!ジョニーさんによるとマーティン扮するドンのキャラは「まさに本性を出したマーティンそのもの」だそうで、「あの人は(The Officeのティムのような)良い人キャラじゃない」(爆)さらには”He's a spiky, jumpy character. Very very mod”だとか。たしかに、ドンは面白かったし、エッジだったし、F語満載でしたね(でも奥さんに弱いの(爆)

日本公開が決まるように1号も微力ながら応援しようとココロから思っております。引き続き、制作秘話について書く予定です。ご注目ください〜〜〜。

(↓イギリスでは超引っ張りだこの女優さんになってしまったヴィッキー・マクルア。写真に映るとおとなっぽい感じなんですが、結構かわいい!って感じでした!)
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