2013/05/09

気分はまるでわらしべ長者☆マーティン・フリーマンin The Voorman Problem 制作秘話



今月の近所の映画館上映案内で
The Voorman Problemが上映されるそうで、行きたいのですが、平日1日だけの夜9時近くから(汗)で、困ってます。

ご存知マーティン・フリーマンと「Rev.」や「Desperate Romantics」「The Thick of It」などで有名なトム・ホランダーの2大スターが共演するショートフィルムです。

目の玉が飛び出るようなキャストなので、いったいどんな制作陣なんだろう?と思ったら、びっくり。監督/脚本を担うマーク・ギル君は、学生生活を卒業してまもなく、この道での経験もキャリアもまだまだこれからの人ではありませんか。プロデューサーも、似たようなキャリア歴。特に大物クリエイター・チームの下で働いている形跡もみられません。

一体、どうやってこの2人をキャスティングできたのか、気になって制作インタビューを観てみたところ、ビックリしました。

この2人、どうせやるなら、最高のものを、とコネなしで、当時ウエストエンドでお芝居をやっていたケヴィン・スペイシーにアタックしに行ったんですってね!

何を無茶な……、と思わずにはいられない行動なんですが、ここからがすごい。なんと、ケヴィン・スペイシーを反応させるだけのスクリプトだったんですって。
 スペイシーせんせいは2人に
 「自分は忙しいからどうしても無理だけど、この役はトム・ホランダーがふさわしいと思う。推薦してあげるから、アタックしにいってきなさい

 コネなし、名声なしの若き映画制作者が、極上のスクリプトを武器にケヴィン・スペイシーから後押し受けて、トム・ホランダーのもとへ! そしてさらにさらに信じられないことが起きるわけですよね。

 トム・ホランダーがスクリプトを気に入り、共演者は誰がいいだろうかと考え、マーティン・フリーマンにEメールですわ。マーティンはトム・ホランダーがいうのなら、とスクリプトを読む。そして、快諾。

 ノーギャラで

 みなさん、もっかい、いいます。

 ノーギャラで。

これはですね、もう、映画版わらしべ長者ですよね。カンヌ映画祭出品とか、うんちゃら賞とったとか、っていう次元の話じゃないですよね。いったい、この3人の俳優を「よし!力を貸してあげよう」という気分にさせた脚本っていったいどんな脚本なのよ、っていう話だと思います。

これは、観たいですよね。どうやってみようかですね。
そこが超問題ですね。

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