2013/10/05

マーク・ゲイティス氏がメンバーのThe League of Gentlemenチャリティライブ情報&1997年のライブ体験談です(注:文字情報多し)


数時間前にGG2Eにてツイートさせていただいた、マーク・ゲイティス氏がメンバーであるThe League Of Gentlemenが超久しぶりにチャリティイベントにてライブを行うというニュース。
英語情報ソースはこちら→
http://www.comedy.co.uk/news/story/000001259/league_of_gentlemen_to_appear_in_charity_gig/
チケット購入先はこちら→
http://www.seetickets.com/tour/royal-free-rocks-with-laughter

思わず懐かしくなりまして、思い出話を書くことにしました。
The League of Gentlemenの結成は1994年だと言われております。そして1997年のエディンバラ・フリンジにてやったライブで、当時UKコメディ界でビッグになるには登竜門であったペリエ賞を受賞。BBCラジオシリーズ、その後BBCTVシリーズとなり一大ブームへと至ります。(とくに当時はラジオ→TVという流れで番組が作られていました)




この1997年での彼らライブは、エディンバラ大学敷地内にあるPleasance Courtyardという芝居orコメディが沢山行われているライブ会場コンプレックスで3週間行われていました。時間帯は午後4時台。ものすごく面白かったので、ものすごくクリアに憶えているのですが、1号は月曜日に見に行きました。(実家に戻ればチラシがどこかに…)
Pleasance Courtyard
今は敷地内の会場が増えてしまい、敷地内に入ってからが見たいライブの会場を探すのが一苦労ですが、当時は7つくらいしかありませんでした。The League of Gentlemenのライブがあったのは、このBesideだったと記憶しています。そして今までの個人的データ分析によれば、このBesideから後の(英国コメディ的)ビッグスターが何人も輩出されています。

外装は今はすっかり!こんなにおしゃれでポップな感じになってしまいましたが(汗)
Edinburgh Fringe Festival 2013: Beside
これはここが近年作られたキッズゾーンと併設しているためではないかと推測されます。数年前までは本当にベニヤ板の掘建て小屋でした。もちろん1997年当時もベニヤ板の掘ったて小屋です。(中の様子はさほどかわりません)
中の様子はこんな感じ

http://www.pleasance.co.uk/edinburgh/spaces/beside
よりお借りしました。

キャパシティは80です。狭いです。この狭いなかで換気一切なし(窓なし)のなかスポットライトと人ごみでぎゅうぎゅうになって繰り広げられる60分です。夏のエディンバラは結構すずしいのですが、会場内はどこもトロピカルサマーなことで有名です。(フェスティバルの風物詩的な存在になっているので、2013年現在も状況は一緒です)The League of Gentlemenも、(あの七変化ですから)汗だくで行いました。。。


ライブの内容は、旅人になったリース・シアスミスがRoyston Valleyの例の超有名な店に入り、スティーヴ・ペンバートン扮する店のおばちゃんに "Don't touch the things, this is a local shop for local people, there's nothing for you hear. Is this interesting?”と言われるところから始まります。一つ一つは短いコントなのですが、暗黙の了解で閉鎖されてるRoyston Valleyの人々を描く群像劇としても見れる。このまとまり感と、一つ一つのコントの奇妙感は、当時は非常に斬新だったんですね。後に見たTV版があのライブの魅力を損なうことなく非常に忠実にさらに滑らかに具現化しており、感動したものでした。

TVで大ブームとなり、映画版ができ


映画の後でしたか、大きなライブツアーを敢行しそれ以降は、それぞれソロ活動に忙しくなったり、リースとスティーヴで別のシットコムをはじめたり(ゲイティス氏のご活躍ぶりは説明する必要もありませんですね)…。解散宣言をしているわけではないのですが、ファジーに過去のものになっていくわけですね。ちなみに4人とも(表に出てないですが、1人幕の後側にいます。映画でまるでカメオ出演のように出て来ます)とくに仲が悪くなったというわけではなく、寄り集まってミーティングを行っているという情報は何度か公になっています。

というわけで、そんななかでのチャリティーライブです。単独ライブではなく、大御所スター総出演のなかの一組なので、短い出番とは思いますが、非常に希です。ライブを見て見たい、という方はぜひどうぞ。
(とくにチャリティですし!)チケット購入先はこちら
 http://www.seetickets.com/tour/royal-free-rocks-with-laughter

The League of Gentlemenの登場のおかげで、彼らの出身大学であるLeeds 大学 の学生は触発されたのではないでしょうか。数年後、僕らもCambridge Footlights(英国コメディに多大なる影響を与えているケンブリッジ&オックスフォード大学のコメディサークルです)に台頭できるサークルを作ろう!とLeeds Tealightsというコメディサークルを結成しています。


ちなみに、なぜこんなものをちゃんとピックアップして見れているかといえば、これはもう築地市場で食材の目利きをやるのと一緒です。鑑賞経験を積み重ねるうちにだんだん結果が見えてくるようになります。1号にとってはじめて「目利きができた!」の実感がThe League of Gentlemenでした。その意味でもとっても思い出深いです…。
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