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2014/10/11

北アイルランド問題を基盤に描く、アクション・スリラー&注目若手英俳優ジャック・オコンネルさんの新作「'71」観ました!

急性オコンネル病が発病しています。応急処置として、本日は2014年10月10日金曜日よりUK公開となりました '71を観に行って来ました。


【オコンネル病とは】
英国俳優ジャック・オコンネルさんのTVドラマ活躍時代に、そのドラマを観ていながらもほぼ認知できていないという特殊な体質の人間がかかる病気です。


事例を上げると、オコンネルさんの活躍作「This Is England [DVD] [2006] 」(*1)は監督シェーン・メドウズ目的で観賞、「Skins - Complete Series 1-7 [DVD] 」(*2)はS1-2の作家さんとクリエイターさんの作る世界にハマっていたせいで、テイストと世界の違うS3以降は2話程度で脱落。映画「Harry Brown [DVD] [2009] 」はマイケル・ケインさん目的で観賞しました。そんなわけで、オコンネル免疫ができていないんです。
こういうイメージや

こういうイメージがない。
(以上Rotten Tomatoesさんのサイトで発見しました。外にもいっぱいあるので、よろしかったらクリックしてください http://www.rottentomatoes.com/celebrity/jack-oconnell/

それは、予防接種をしていないということなのです。病気にかかってください!って頼んでいるようなものです。

というわけで、いきなりこういうものがスクリーンに飛び込むと、
(上記のスチール画像の元、Starred Up のトレイラーはこちら→ http://youtu.be/C4iseCjFnWk )

潜伏期間をおいて、いきなり発病します。

【対処法】
予防接種をしていなかったので、特効薬はありません。菌ではなくてウイルス性のものなので、自然治癒しかありません。とりあえず、症状を抑えるために、鎮痛剤を服用します。その鎮痛剤が今回の「'71」です。

長い前置きにおつきあいくださいまして、ありがとうございました。

いよいよ「'71」の紹介と感想をのべたいと思います。

【'71とは…】
イギリスで、このポスター画像と'71とみた人は「コレは北アイルランドでおきた英国軍が武装していない市民を襲撃したBloody Sunday事件がらみだな」とわかります。ご存知のとおりこの北アイルランド問題はピンポイント単発な話ではないですし、この問題を象徴するピーク的なBloody Sundayが起きたのは72年なのですが、まったく別の名作映画「Sunday Bloody Sunday」がおりしも71年に公開&あちこちで映画賞を受賞し大変有名となったため、71年=Bloody Sundayという印象がある気がします。そうした心理を巧みに使いこなしたタイトルなのではないでしょうか。

【お話は…】
ダービー出身の兵士ギャリーが所属する軍隊が、北アイルランドのベルファストで任務を遂行することになります。現場とは、英国軍、そして英国との連合維持を支持する北アイルランド政府による制圧や差別を受け、彼らを目の敵にするカトリック教のナショナリストたちが活発な活動を続ける住宅街。武装してない一般市民(女性子ども)の前で銃を構えなければならない。その間、連合軍が家宅捜査に入り、彼らを見つけて殴る蹴るのフルボッコです。その様子を目の当たりにした市民たちの攻撃がエスカレートし、暴動に。ギャリーはその最中に巻き込まれ、真横で仲間の兵士を銃殺されてしまいます。執拗に追いかけてくるナショナリストたちから逃れる間に、軍隊はその場を引き上げており、ギャリーは現場に1人取り残されてしまい…。

【感想】
ジャック・オコンネルさんファン世代/Skinsのファン世代は90年代生まれで北アイルランド問題IRAテロ問題など肌で感じていない世代だと思うんですよね。その人たちがスルッと理解して、作品に入り込める作品だったと思います。ほぼ冒頭、任務を通達されるときにギャリーたちが動揺し、隊長さんが「大丈夫、(海を越えたところで)ベルファストは英国なんだから。何も心配することはない」といったことを言うんです。これと、ギャリーたちに現場状況を説明するシーンがあるんですが、地図を出してどこがカトリック地域でどこがプロテスタント地域かビジュアルで見せてくれる。この2つで非常にクリアに当時の状況を把握できるんですよね。素晴らしい技術と思いました。
そして宗教そして政治的要素は、アクション/スリラーなストーリーを作る上での基盤として使用されており、北アイルランド問題自体に関するメッセージ色は薄めだったと感じます。当時の北アイルランドの複雑な関係がギャリーが置かされた状況を複雑にし、誰がアンダーカバーで、誰がナショナリストで誰が連合支持者なのか、2転3転させるのです。

(20年代のアイルランドの頃の話ですが)「麦の穂をゆらす風」や、(90年代のIRAのテロ活動ですが)「シャドウ・ダンサー」など今までこの問題を題材にしたものは、英国軍/連合軍に虐げられた環境と(様々な形で)戦うカトリックの人々の、苦悩を描く作品が多かったと思います。一方「'71」では、両方の立場を冷静に見つめた上での描写、かつ英国の兵士の視点で描かれている、という点で興味深かったです。この問題をテーマにして「ぎゃあ!コレ以上オコンネルさんを傷つけるシーンは無理です!」と兵士に肩入れするとか、新鮮でした…(→オコンネル病のせいかもしれません)

ハンディカム使用の息もつかせぬ激リアルなアクションシーン(注:激ブレです)、ときには目と耳を覆わずにいられない過酷で痛いシーン、ハードボイルドでした。レビューのキャッチだとNail-bitingとか表現されていますね。

ちなみに監督さんはChannel 4の話題作「Top Boy」の監督さん、脚本はスコットランド出身のグレゴリー・バークさん。

【備考】ダービー出身というオコンネルさんは映画でもダービー出身という設定になってました。

(*1)この映画は、監督の経験に基づいた、戦後イングランドの「ネオナチズム」の問題と矛盾の断片が赤裸裸に描かれているという点で、非常におすすめな一本です。
(*2)「Skins」はそれまで「ビバリーヒルズ90210」や「ビバリーヒルズ90210」など、高校生たちをめぐるドラマはアメリカの専売特許とまかせっきりだったイギリスのドラマ史上、数字だけではなくポップカルチャー史において快挙をなしとげたともいえる、超ビタースイート青春ドラマです。


2014/05/03

ディハーンさん&ラドクリフさん共演のキル・ユア・ダーリング/Kill Your Darlingsは、せつないロマンス映画以上の、知的映画です!

何しろ信仰宗教がパンクなものですから、ビート・ジェネレーションときけばマスト視聴になります。が!トホホな事情で英国公開当時に観のがしてしまい、今に至りました…。


キル・ユア・ダーリン [DVD]

(ちなみにこのキャッチ・コピーは、ちょっと映画の焦点とずれてると思ってます…。)

もうみなさん字幕付きで御視聴可能ですが、トレイラーもはっつけときます。

【お話は…】
ご説明するまでもなく、20世紀のアメリカ文学を語る上で必要不可欠なビート・ジェネレーションの初期メンバーの面々の出会い、活動、そして彼らの関係について描いているわけですね。

【せつないロマンス映画に、ビート・ジェネレーションの哲学が盛り込まれ、わかりやすくまとめられている】
メロドラマなのかな、とちょっと不安をかかえてたせいか、正直、かなり、驚きました。ビート・ジェネレーションについては、「ワールズ・エンド〜酔っぱらいが〜」のサントラのウンチクくらい簡単にはまとめられそうもない話じゃないですか。一方この結成時の話や彼らの関係は、のちに「Naked Lunch(ウイリアム・バロウズ)裸のランチ (河出文庫) 」「On the Road(ジャック・ケルアック)オン・ザ・ロード (河出文庫) 」「Howl(アレン・ギンズバーグ)ギンズバーグ詩集 」など絶対に死ぬまでに読んでおきたい異色の名作へと繋がっていく肝のところなわけですよね。そこがきちんと描かれている。何にうんざりしていたのか、何をやろうとしていたのか、何に影響を与えられたのか、何を生み出したのか…例えばですね、しょっぱなの図書館シーンでルー(→ディハーンさん)が、米国では60年代になっても性的表現がキツすぎると禁断だったヘンリー・ミラーの34年作「北回帰線北回帰線 (ヘンリー・ミラー・コレクション) 」からの引用をし、またそこが、アレン(→ラドクリフさん)とのビビビな出会い(→死語 汗)とかけている。
無駄がありません。

 またこちらも比較的冒頭の、授業中の教授とアレンとのやりとり。"Rhyme, meter, conceit. Without this balance, a poem becomes slack, sloppy. An untucked shirt."
 詩には韻律がなければ、だらしがなくなる。と講義する教授に韻律が嫌いだったホイットマンは?とアレンがツッコミ。さらに詩人である父親が韻律を使う理由は(そうすると)簡単だから、と。対して教授が「創造は模倣から始まる」とピシャリと言い捨てるわけです。冒険せず、習慣/慣習/社会の風潮にならい、流れのままに生きることを常とする米社会vs そんなのクソクラエだぜ、なパンク精神(ルーたち)の図式が見えるわけです。そして時代がら、この図式が本作のせつないロマンスにも通じている…。ビート・ジェネレーションの説明を大変魅力的に、無駄なくわかりやすく描いていると、ちっと感動してしまったわけです。


【敏腕編集者と踊らされるライターの力関係がよくわかる作品】
 こ、こちらは、超備考です。編集者さんは、ワテクシのような、たとえどんなに売れないヘボいライターも、持ち上げてくれるんです。自分の欲しいブツ(→原稿)を手にいれるために、すごく気を使ってくださいます。んで、なかには、仕事が終ると、あんたみたいなカスにつきあってる暇はないわ、って態度で示す方もいらっさるわけです。この頃のルーはまだ編集者じゃなかったわけですが、もう完全に立ち位置が編集者ですよね。ライターが必要なんだ、イイモノ書いてもってこい。って才能あるライター、アレンを上手に転がす感じ。アレンが手段を選ばす頑張って出来上がった詩を持ってって、ジャックがThat was beautiful, kid. ルーが You wrote that? んで、アレンがYou asked me to. ぶっは〜〜〜!! うーん。共感!(違)

【脇の俳優陣について特記したいこと】
アレンのお父さん役を演じるのがDavid Crossだったのを認識した冒頭で、私はこの作品はオサレだ、と思いました。デヴィッド・クロスは米の芸人さんであり、作家さん、転じて俳優さん、なのですが、活動が主流と別を行くエッジでパンクさで有名なのです。(ちなみにTVは(伝説の)ベン・スティラー・ショーに作家として参加したのがデビュー戦。)そして6人の俳優がボブ・ディランを演じて話題となったアイム・ノット・ゼア [DVD] 憶えてらっしゃいますでしょうか? あそこで、アレン・ギンズバーグ役を演じたのがほかでもない、デヴィッドなんですよね。なのでこの配役、ホントオサレだと思うんです!

もうひとり、ルーと”特別”な関係にあるDカマラー役が「デクスター」のマイケル・C・ホール。微妙に役がぶってて、コレもオサレって思っちゃったのですが、ココは個人差があるかもしれません…汗

そんなわけで、この作品、ホント面白かったと思います! 

2014/04/30

トム・ハーディさん主演の超話題作「Locke」はすごい!すごい映画です!

イースタン・プロミス [DVD]とかDirty Pretty Thingsとか、(カンバーバッチさんが出演している→)アメイジング・グレイス [DVD] とか、最近ではPeaky Blindersで英国エンタメファンを骨抜きにしている脚本家さんスティーヴン・ナイトさんが、脚本&監督している「Locke」。ものすごい絶賛に絶賛されまくっております。
主演はトム・ハーディさん。
トレーラーはこんな感じ。

とにかくPeaky Blinders以来、スティーヴン・ナイト、ときくと、ゴキブリホイホイの匂いを嗅いだゴキブリのように吸い寄せられます。そんなわけで、鑑賞させていただきました。

【物語は…】
家族円満、仕事も充実、と順調な人生を送る建設マネージャーのアイヴァン。大規模なプロジェクト目前の夜、彼のもとにかかってきた電話により、順調だった彼の人生に異変がおこります…

【圧巻すぎる!逃げも隠れもごまかしもない、86分本当に車を運転してるだけ!】
 いやもう、びっくりしました。この映画、ロンドンへ車を走らせるトム・ハーディことアイヴァンが、あちこちに電話をしたりあちこちから電話がかかってくるだけなんです。86分。ホントにそれだけなんです。
ウソじゃないんです!!(涙) (→何に訴えてるのかわかりません…)

ホントにホントにホントに、1時間半近くもの間、大画面スクリーンでハーディさんと、ハーディさんの運転する車と、夜に高速道路を走る光景しか映りません。サービス・ステーションとかに入って休憩もしないです。(休憩なんてしてられない状況があるんですが 汗)運転しながらひっきりなしに電話で話してるだけです。

そんなわけで、写すアイテムがものすごく限られています。声の共演はあってもビジュアルでの出演者はハーディさんことアイヴァンだけです。ひたすら、制限速度を守り高速をつっぱしるアイヴァンの姿だけ。しつこいようですが、休憩もしないし、ほかの車と接触がないので、エキストラもほぼゼロに近い状態です(→ひとっこ1人いない、と書こうとして、ほかの車を運転している男性が一度きちんと映り込んだことを思い出しました…)
ビジュアル的に映画で期待されるであろうドラマティックな見せ場をそぎ落とすだけそぎ落としながらも、エンタテイメント作品としての価値を維持する…そんな作品なんです。
 
すごいのは、この単調極まりないはずの映画を86分きちんとドラマティックかつ叙情的に魅せてくれることです。しかも、映像頑張ってますよ!とかごっつい演技してますよ!オレやってますよ!! とかいったてらいが一切ない。すべてが自然なんです。映画としては前代未聞の実験的かつ挑戦的な設定であるにもかかわらず、すべてを昇華している。すごい演出とすごい演技力とすごい映像です。

【トム・ハーディさんといえば…】
 すみません(汗)ワテクシのイメージですとバットマンとかブロンソンとか欲望のバージニア、といった比較的最近の出演作のせいで、すっかりアクの強い役者さん、というイメージができておりましたが、ハーディさんの、アク取りシートですべてこし、”さっぱりしてるけど旨味はバッチリ残している肉じゃが”のような演技に、感動してしまいました。
ハーディさん扮するアイヴァンは、勤勉で誠実で、我々がよく知る人生を一生懸命、真摯に生きる男性でして。今ある幸せが自分にとってかけがえのない最高の幸せだとわかっている人なんです。ベインをやる役者さんが、このアイヴァンというキャラにとけ込み、同化していることが驚愕です。アクを取り除ける役者ってすごいです。

【というわけで…】
スムーズな日本上陸を願うがゆえに、(迷ったけど!)ハッキリ真摯に伝えておきたい…カーアクションやアクションスリラーを求めてこの映画を観ると、180%がっかりします。男のロマンを描くスリル満点の映画じゃないです。
(大文字で書いちゃったよ…汗 未来の配給会社さん、すみません)なので、いつか近い将来レンタルDVD屋さんの男のロマンコーナー(→アクション・スリラー、刑事もの、アクション・ヒーローコーナー、サスペンス)に置いてあったら、みなさまヒッソリと単館シネマ系コーナーへ移動してあげてください…。単館シネマで上映されるように心から願います!!




2014/04/22

主な出演者マーティン・フリーマンさん&ビリー・ボブ・ソーントンさん、コーエン兄弟の超名作をベースにした米TVシリーズ「Fargo/ファーゴ」が傑作な件に関する雑記

米FXTVより2014年4月15日から放送開始となったTVシリーズFargo。コーエン兄弟の制作による1996年の名作映画「Fargo」をベースとしたドラマを
マーティン・フリーマンさん、ビリー・ボブ・ソーントンさんがメインキャストとして出演するということで、放送前から大変注目を集めているTVシリーズですね。英国では、米国よりもちょっと遅れて4月20日よりChannel 4 にて放送が開始となりましてん。コレに関してアレコレ浮かんだことをメモしておきます。みなさまお楽しみにしていると思いますので、あらすじには触れませんのでご安心ください



【これまでのお話】
イヤ、正直ですね。コーエン兄弟の映画「Fargo」現役世代で、今までいわゆる「リメイク」とか「リ・イマジネーション」とか言われる作品で、少なからずイタイ目に遭って来たエンタメ・ファンは、尻込みをするか、心の準備を周到にしてから慎重に視聴に挑むか、周囲の反応を観てから視聴するか、といったリアクションだったのではないかと思います。それだけコーエン兄弟の「Fargo」はすごい作品なのです。
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身の毛もよだつ恐怖と思わずブハっと笑ってしまうユーモアが肩を並べて共存する世界。アレだけの作品を”ベース”にわざわざTVシリーズをこさえる意図と価値はあるのだろうか…。1号も制作のニュースをきいたときから眉毛がコイル巻でした。TVドラマFargoはそんななかでの、放送スタートでございます。

【Fargoとは】
超の上をいく名作「Fargo」のおかげで、すっかり「Fargo=コーエン兄弟の映画Fargo」というイメージになっている印象がUrban Dictionaryから見受けられますが(少なくとも、人生でアメリカ滞在期間のべ10日間しかない1号は、FargoときくとUrban Dictionary通り、スティーヴ・ブシェミが雪のなかでぼやきながらホニャララしている絵図をまっさきに思いうかべます)
ところがですね、第1話を観はじめてすぐに、そうだ、よくよく考えたらFargoって、ノース・ダコタの町の名前だったんだ、と実感できる内容だったんですよね。コレはコーエン兄弟の映画「Fargo」ではなく、コーエン兄弟の作り出した世界を抱えたノース・ダコタの町「Fargo」に住む人々のコーエンちっくな物語(→…こ、こわ〜〜〜い…汗)なのだ、と。そうしましたら、

Fargo is an American television anthology dark comedy-crime drama series created by Noah Hawley based on the 1996 film of the same name written and directed by the Coen brothers. (wikiさんより

の意味がストンと理解できましてん。さらにマーティン・フリーマンさんのガーディアン紙のインタビューにて

”I had no interest in being in just a TV version of the film. As Billy Bob Thornton said: "If it was called Detroit, you'd still have to want to do it."

と語っていたりChannel4でのインタビューにて

”...The tone of the TV show is set by Noah Hawley’s scripts, which obviously are influenced by the Coen brothers, and I always go on whatever script I’m working on at the time."

と語っている意味が具体的にどういうことなのか、非常にクリアにわかりました。つまり、コーエン兄弟の映画がベースだけれども、別ものとして成り立っているTVシリーズだと証明する第1話だったんですね。あちこちで高い評価を受けているのも納得です。

【オリジナルFargoを知らない人には、ちょっとネタバレ?】
現役Fargo組は冒頭一発目、クスっと笑ってしまう、粋なトリビュートになっていますね。1号は粋だ!と思いました。ちゃんと年代も変えている 笑 (オリジナルを未見の方、ここで笑いをスポイルしてしまってごめんなさい。)

【アメリカだからこそできた?自分らしい役で”Tim from the Office”の殻を破ったマーティン・フリーマン】
ええ、ですから、いまだに言われるわけです。 もうほぼお約束ギャグですよね。でもフリーマンさん自身もおっしゃってますが、第一に俳優であって、コメディアンじゃないんですよね。ですから、そんなお約束ギャグは、上手にリアクションするスキルはありこそすれ、俳優のキャリアで考えたら足かせ同然なんじゃないでしょうか。
フリーマンさん扮するレスターは、うだつのあがらない保険のセールス員なんです。成績がよくないと昇進も昇給もない。奥さんにはイヤミを言われ、デキる弟には劣等感を抱き…という、じつは超想定内な役柄なんですよね。実際コレ、The Robinsonsでやってますもんね。ところが、イギリスとは異なりneo realismな(→世の中は無法地帯。自分の身は自分で戦って守れ。詳しくはKenneth Waltz/ケネス・ウォルツ氏の人間・国家・戦争: 国際政治の3つのイメージ などをどうぞ)アメリカが舞台なおかげで、想定内のキャラなのに、今までにない想定外な言動に走ってます。ハマり役なのに、意外なんです。見事なキャスティングと言われているのは、コレか!と思いました。

【んでもって、気になるフリーマンさんのアメリカ語】
ノース・ダコタのこの辺りのアクセントって、世間のイメージと違ってあまりクセがないそうですね。(→ソースはwikiさんの映画Fargo 頁です。違っていたらどうかツッコンでやってください)そのせいでしょうか、淡々とした感じのアメリカ語でしてね。フリーマンさんは、役柄のせいなのか、アメリカ語を話しているせいなのかわからないのですが、声のトーンがいつも聞く声より高くてですね。自分に自信がなく脅えてキョドキョドしている、jumpyなその動きと、声のトーンで、あんまりクセのないアメリカ語を話すもんですから、両指を合わせながらもにょもにょ喋るウディ・アレンとか、ビフにいじめられるマーティ・マクフライが頭に……汗。マーティン・フリーマンさんのアメリカ語に慣れてない自分が悪いんです。前述のとおり、まさにハマり役でしたし、自然かつ納得のお仕事っぷりでしたから。何話かすれば慣れてきて、レスターとしてのみ見えてくるんだと思います、はい。

日本でも人気の非常に高いマーティン・フリーマンさんがご活躍するTVドラマですから、日本でもTV放送やDVD発売は近い将来に保証されている気がしてなりません。早くどこかから確定がでるとよいですよね!

2014/04/08

ジェシー・アイゼンバーグさん&ミア・ワシコウスカさん&リチャード・アイオーアデ監督The Double 観ました。


【これまでのお話】
「ハイッ!こちらIT課」のモスでおなじみのRichard Ayoade/リチャード・アイオーアデさんは、そのヒット作のおかげで日本の海外エンタメファンの方々の間では大変な空気の読めないIT天才オタクというイメージがついておるかもしれません。しかし彼は、ケンブリッジ大学出身でして、英国コメディ史に欠かせない歴史と伝統あるケンブリッジ・フットライツで座長を務め、その後も英国コメディの登竜門をトップで通り抜けているエリート中のエリートコメディアンもあります。エリート・コメディアンというのは、だいたいナニしても「そつなくこなす」以上のクオリティを最低ラインとしてキープしており、アイオーアデさんが初監督したサブマリン [DVD] はそれはもう大変な高評価を得ております。日本でも東京国際映画祭で上映されておりますね。そんなアイオーアデさんの監督2作目、ということであります。はい。

【ネタもとはドストエフスキーのThe Double】
本作のネタもとはドストエフスキーの同名小説です。コレはFetchとかDoppelganger がモチーフのお話で、主人公の会社員が心理的に病んでいきます。
日本語では二重人格 (岩波文庫)
英語のキンドルでは100円強で、別のアプリ では無料で読めます。

本作のサイモンは大企業で働く、ハタからみるとうだつのあがらない会社員です。特にコレといった特技も特徴も印象もなく、いわゆる”その他大勢”。社員カードの磁気がおかしいのか、毎朝エントランスでひっかかるのですが、警備員は絶対にサイモンを憶えられない。7年勤務する大企業で毎日顔を会わせる警備員に顔を憶えてもらえず、毎朝入館トラブルです。
勇気も自信もないので好きな女の子ハナを密かに慕っているだけ。ハナのフラットの真向かいに住み、夜な夜な望遠鏡で様子を覗き見してます…。いえ、別にエッチな動悸からではないんです。ピュアに気になってしょうがないからなのです。そしてハナのフラットのゴミ収集所へ行き、ハナが捨てるとその場にかけこみます…。いえ、別にヘンタイな動悸からではないんです。ハナが毎晩描いては破って捨てるスケッチを拾ってはパズルのように繋ぎ合わせてメモ帳に張っているのです。そうなんです。サイモンはとってもピュアなセンシティヴ・ボーイなんです。
そんなある朝、新入社員がやってきます。それはサイモンと顔も身体も声もすべてが同一のジェームズ。しかしサイモンと真逆の中身。要領の良さや社交性は天下一品、女性の引く手あまたで、会社の上司たちのお気に入り。警備員にも一発で憶えられ、「ジェームズの友達だったら信頼できるから」と滞りなく入館できる。挙げ句の果てに、密かに想い続けていたハナまでが…

【アイゼンバーグさんの起用効果抜群】
サイモンが生息するシステム環境からは、トホホっぷりや情けなさのほかに、「周囲に認知してもらえない」「自分の居場所がない」といった不安と困惑の混沌とした空気がでています。コレはレトロかつ東欧的イメージの冷たさを出す舞台美術や照明効果だけでなく、かなりキャーキャー言われちゃうような華やかなハリウッドの(若いもしくは若く見える)イケメン俳優さんが、強烈な個性派俳優さん、英国コメディファンの間でしかカルト人気扱いされてないエリート芸人、英国のTVでしかなじみのないような俳優さんたちと空間を共有している、というビジュアルにある気がします。よってたかってこの映画を面白がり、ジェシー・アイゼンバーグさんをいじりたおしている。
具体的にいうとですね
クリス・オダウドは国際的活躍ぶりをみても、現実的かなと思いますが、
クリス・モリスとティム・キィ(英国コメディファンの間でしかカルト人気扱いされてないエリート芸人)と同じフレームに(合成なしで)アイゼンバーグさんが入ってるってはっきりいってヘンです。

またアイオーアデ監督の長編デビュー作「Submarine/サブマリン」の出演者チームに次々に弄られるって奇妙すぎます。
パディ・コンシダインさんとジェマ・チャンさんの出演の仕方は強烈です。本作の重要なmetaphorともなっているのですが、ファンじゃない方は、もしかしたら、見逃しそうです。

あ、ちなみにミア・ワシコウスカさんは「シンドラーのリスト」の赤いコート来た少女的役割の印象だったので、ホントにコレはピッタンコでした。
  
【ジェシー・アイゼンバーグさんがキャスティングとなった経緯】
気になるのが、一体どうしてこの映画に出演するにいったったかです。esquire.comのブログ内にあるアイゼンバーグさんのインタビューによると
I'm not evaluating somebody. I'm only evaluating them insofar as they're interacting with me... Richard Ayoade had only made one movie. The Double was his second movie and I'd never seen a director work in the way that he works, in terms of creating an entire world, in terms of creating an aesthetic, not only visually, but also emotionally, creating an emotional aesthetic for the movie that I've never experienced before. http://www.esquire.com/blogs/culture/jesse-eisenberg-interview-the-double

だそうです。なるほどです。

一方Metro紙のアイオーアデ監督インタビューによると
I feel he’s a little like Jack Lemmon, Dustin Hoffman or James Stewart. When I think of their roles, I don’t think of enormous physical transformations  but they play very different parts. Because these characters had to be very different but look the same, he seemed really right. He’s funny without being a comic actor. He was perfect. http://metro.co.uk/2014/04/03/richard-ayoade-the-double-star-jesse-eisenberg-will-make-a-good-lex-luthor-4687420/

だそうです。なるほどです。

【というわけで…】
アイゼンバーグさんの素晴らしい演技とアイオーアデさんの的確かつ個性的な演出効果、そして見事なキャスティングによって、世の中の不条理を心理的、社会的、そして政治哲学的に映し出していたんですね。サイモンと瓜二つでも中身は真逆のジェームズが、全方位でおいしいところをすべてもっていく。原作のプロットどおり社会の勝ち組になれないサイモンによる精神的崩壊を描くと同時に、社会がどのように機能し、自分とあまり変わらない(レベルの)学歴や容姿の人が、自分よりもちやほやされて成功していくのかをかなりピンポイントで的確に、一歩引いて冷酷に描いてます。そしてこの主人公と描写の距離感が滑稽を生み出し、容赦のないダークな笑いを作っていると思います。(*このテイストはアイオーアデ監督の超得意技です)
細かいネタバレは慎みたいと思いますが、これらの観点から視聴すると、1号のような人間は非常に共感を抱き、同時に笑い、さらには泣きたくなりました。まさにアイオーアデ監督がインタビューで
The premise seemed unique to me: this character who’s so lowly and invisible. That the double appears and no one notices seems to me to be a really remarkable way to take that story. You feel that if you had something as high-concept as that happen, everyone would react to it and it would spiral out of control. But it’s more that he’s just squeezed out and disappears. That seemed like a brilliant nightmare. It feels so funny, right and sad at the same time. http://metro.co.uk/2014/04/03/richard-ayoade-the-double-star-jesse-eisenberg-will-make-a-good-lex-luthor-4687420/

だと思います!

2014/03/29

レイフ・ファインズ、ジュード・ロウ、ビル・マーレイ、ティルダ・スウィントン他豪華すぎる競演「グランド・ブダペスト・ホテル」鑑賞☆ウエス・アンダーソン監督&シンメトリー祭り絶賛開催中

 http://www.foxmovies.jp/gbh/
日本公開は6月の予定。さすが固定客の多いウエス・アンダーソン監督作品、日本上陸も着実です。(あらすごい。もう字幕ついてるんですね!)


この作品のスゴさ、超越したクオリティの高さ、非の打ちどころのない完璧さをお伝えするのに、ストーリー説明も、ネタバレもまるで必要ありません。(注:日本のウィキさん情報ではホテルのコンシェルジュと若い従業員の交友を描いた作品。とか書いてありますが、ちょっと随分違うと思います。上のリンクにある公式サイトの作品紹介をご参照ください。)キーワードは「symmetry/シンメトリ」。

じつは鑑賞前に友人のデザイナーさんより以下のリンクを教えてもらいましてん。
http://www.openculture.com/2014/03/the-perfect-symmetry-of-wes-andersons-movies.html
このおかげで、今までなぜウェス・アンダーソン監督作品に惹かれていたのかを紐解ける、まさにEurika!モーメントを得たのですが、この知識を持って「グランド・ブダペスト・ホテル/The Grand Budapest Hotel」を観ましたらば…

これは!!!!!
エンタテイメントを超大手美術館に展示するべきレベルのビジュアル・アートへと昇華させた映画なのだと全身で実感できる作品でございました!!

必ずセンターにフォーカルポイントを置き、そこを中心にすべてを配置する。その緻密さだけでも脱帽のレベルなのに、さらに口を5本指すっかり飲み込むくらいあんぐり開けちゃうほどすごいのは動く役者さんです。例えばAからBへと移動する位置もすべて細かくバミってるんじゃないかと疑いたくなるくらいの精密さなんです。1フレたりともシンメトリを基軸に配置したすべてを崩すことがないんです。コレだけ動きに制限をつけられた役者さんらが、その”制限”を「ウエス・アンダーソンの映画」の一貫したイロとして表現していることが驚愕の域を超えています。どの役者さんがとくにすごい、のではなく、エキストラの役者さんを含め全員すごいです。

この映像がグルーヴィなのはシンメトリー効果だけではなく、もう一つ動きの「リズム」にあります。音楽担当は以前もアンダーソン作品に貢献しているオスカーノミネート歴ありのアレクサンドル・デスプラ氏。彼が作り出すバロック式のリズムにシンクロしてすべてが動くんです。カメラワークやだけじゃなく、役者さんがマニュアルでリズムにシンクロして動き、セリフを発するんです。完璧なシンメトリーの映像で、セリフの運びを含めすべてがリズムにシンクロして動いたら、どれだけグルーヴィーか想像していただけますでしょうか? はい、その100倍は軽くグルーヴィなんです。

さらに、この2ビート、4ビートを細分化したリズムというズレのおかげで、超絶な笑いを生み出す。過去「天才マックスの世界」や「ロイヤル・テネンバウムス」「ライフ・アクアティック」「ダージリン急行」他味わってきたウエス・アンダーソン節の真骨頂が全方位で堪能できます。あの笑いのしかけは、こういうことだったのか!と再認識できることを200%保証します。

こんなにアートを感じながら涙を流して笑える作品はそうそうありません。その美しさに身震いしながら、その精密すぎる完璧主義に感動しながら、涙を流してゲラゲラ笑う。それが「グランド・ブダベスト・ホテル」です。

絶対に観てください!!
2014年6月、日本の洋画ファンはアートの醍醐味を味わいながら腹を抱えて笑います。

2013/09/13

GG2Eの今週アップ記事のお知らせとなぜいきなり”ビーイング・ヒューマン”をとりあげたのか☆


みなさま今週のGG2EはいきなりBBC3にて放送があり、日本でもLaLa TVさんにてシーズン1〜2が放送されておりました、「ビーイング・ヒューマン」のシーズン1第1話です。

http://www.geekyguidestoenglish.com/uk-il/tv/being-human/

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以前AERA ENGLISHにて掲載していた内容から加筆、さらにMatthewの英語メモもたっぷり追加しました! 

さて、なぜこの旧作をいきなりとりあげたかというと、先日こんな映画のトレイラーがなんだかやけに面白そうで観に行きまして…

Mortal Instruments City of Bones
シャドウハンター 骨の街 欧米では超メガレベルの超ベストセラーなティーン・ファンタジー小説シリーズが原作の映画です。
映画「シャドウハンター」についてはシネマトゥデイにて詳しく掲載されています。

 
思いっきり、この映画のティーンなラブロマンスと悪魔、狼、ヴァンパイアなどのダークファンタジー・ ワールドにハマってしまいました。史実や現実と背中合わせの物語で胸を痛めながらウンウンうなる名作もよいですが、たまに大人は完全なる現実逃避の世界も必要ではありませんか。
みなさま、作者カサンドラ・クレアがあなたを現実の世界から離脱させてくれます

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2013/07/20

The World's End を観るにあたり、前2作の見直しの他に準備しておいたほうがよさげな2、3のこと

The World's End 観ました!

©Focus Features
PJ監督、エドガー・ライト監督、ペッグ&フロスト対談 でちらっとふれていたので、ある程度構えていったのですが、予想以上にテーマ性があり、ダークコメディな仕上がりになっていました!  多分今まで語られている以上にあらすじを話してしまっては、その時点でネタバレになると思いますので、ここでは何も語らず、今回は、これから鑑賞を楽しみにしていらっしゃる皆様のために、最大限サインをキャッチするためのメモです。「ショーン〜」と「HOT FUZZ」がなければ拾えないネタが山のようにあるので、こと細かにチェックできていることを前提に以降を書き進めます。(ちなみにGG2Eでは無料でHOT FUZZの解説を公開しています)

あまりにもイチイチ気を取られるところとネタがおおすぎたので、正直エドガー・ライト監督の特徴の一つである名作映画のパロディという、本来の映画ギーク&ファンが楽しむポイントにあまり多く気づけませんでした。今回の反省点はココであり、こぼした笑いを本気で拾うならば最低でももう一度観なければいけないと思っています。

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2013/07/19

第6回したまちコメディ映画祭:「映画秘宝」presents 映画秘宝まつり『The World's End(原題) 』 日本最速上映決定!!エドガー・ライト監督、サイモン・ペッグ、ニック・フロスト主演、マーティン・フリーマン出演

本国イギリスで本日2013.07.19公開を迎えた、エドガー・ライト監督の最新作、映画『The World's End』が、2か月後という目を見張るスピードで、日本上映決定!

昨日、したまちコメディ映画祭および映画秘宝の公式アカウントから『The World's End』の日本最速上映が2013/09/15(日)に決定したとお知らせしましたが、プレスリリースとしても出ました。

第6回したまちコメディ映画祭 in 台東
「映画秘宝」presents 映画秘宝まつり
エドガー・ライト最新作
映画『The World's End(原題)』日本最速上映決定!!

「映画秘宝」とのコラボで、上映会の後には町山智浩氏を招いての「したコメ」でしか聞けない激レア映画トークを展開予定。

◆タイトル:『The World's End(原題)』(2013年/イギリス/108分/ユニバーサル映画、配給協力:シンカ、パルコ) 2014年春、シネクイント他全国公開

◆日時:2013年9月15日(日) 開場:17:00/開演17:30(予定)

◆会場:浅草公会堂

◆ゲスト:町山智浩 他

◆チケット情報:料金-前売り 2,000円/当日 2,500円/全席指定

公式サイト:したまちコメディ映画祭:映画秘宝まつり

監督:エドガー・ライト
出演:サイモン・ペッグ、ニック・フロスト

<STORY>
イギリスの田舎に、5人のアラフォー男が再集結。彼らの目的は、20年前に挑んだ「パブ巡り(パブ・クロール)」に再びチャレンジすること。しかし、町の様子がなんだかおかしい。やがて彼らは、町も住人も宇宙人に乗っ取られ、人類が滅亡に向かっていることに気付く…

【チケット発売】
8月10日(土)よりチケットぴあにて発売開始

The World's End ©Focus Features

The World's End ©Focus Features


© Focus Features

2013/07/18

The World's Endが公開決定なら! 米のEndも公開するべきでしょう!☆ジェームズ・フランコ、セス・ローゲン他「This is the End」レビュー

みなさまThe World's Endが公開決定になってよかったですよね! 映画秘宝さんおよび配給さんは絶対に絶対にみなさまの味方だと思っておりましたよ! というわけで、調子にのって、以前から騒いでいた「This Is The End」のほうを、ようやく鑑賞しましたので、1号のコメディブログにレビューをアップしました。
 http://www.gojohnnygogogo2.com/2013/07/the-worlds-endthis-is-endthis-is-end.html

両方観れる明るい日本の未来を期待します!

トム・ヒドルストン主演「The Deep Blue Sea/愛情は深い海の如し」7/24よりTSUTAYAでレンタル開始

レイチェル・ワイズがゴールデン・グローブ賞にノミネートされた映画「The Deep Blue Sea」が、「愛情は深い海の如し」という邦題で7/24からTSUTAYAにてレンタル開始。
共演は、トム・ヒドルストン。


http://youtu.be/BYhO7tlLUDM

2013/07/12

エイダン・ギレンのベクトルの違うトホホっぷりが光る「Mister John」☆ レビュー

GG2Eの1号も2号も現実から逃避行するために、しばしばみなさまのつぶやきを眺めに行っております。そしてご要望におこたえすべく、ご要望通りの記事を書いたりします。今回は、逃避行のさなかに英国俳優エイダン・ギレンをお好きな方が複数いらっさることに気がついた1号に、ファンの方がご親切に反応してくださったため、記事を書くことになったしだいでございます。

今後もこんな記事読みたいんですが、と @入れて、ツイートしてください。

6月後半に開催されていたエディンバラ国際映画祭において上映されていたMister John。エイダン・ギレン主演。制作国UKとなっていますが、お金のでどころはアイルランドとシンガポールとガッツリクレジットが入っておりまして、これはシンガポールとアイルランドとの合作と考えてよいのではないかと思います。
あら(汗)トレイラーもないのでしょうか? なんと映画祭ページからは、画像の貼付けも許可してくれません(汗)
共演者さんのインタビュー記事にエイダンの画像が掲載されているので、リンクをはります。
http://entertainment.xin.msn.com/en/celebrity/buzz/asia/article.aspx?cp-documentid=5889974&page=0


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2013/07/06

トレイラーどおりジェシー・アイゼンバーグが異常にかっこよかったマジック泥棒(?)映画「グランド・イリュージョン」(ネタバレなし) レビュー

毎日TVでトレイラーが流れて、このジェシー君がいきなり視界に飛び込んでくるんですよ、奥さん。映画館に行かないわけには行かないでしょう。

というわけで早速行って来ました。「Now You See Me(原題)」邦題は「グランド・イルージョン」(10月25日(金)新宿ピカデリー他全国ロードショー)



ジェシー・アイゼンバーク、マーク・ラファロ、メラニー・ロラン、モーガン・フリーマン、マイケル・ケイン、ウディ・ハレルソンとキャストがすごいことになってます。それぞれ、客寄せパンダのちょい役にとどまることなくキッチリ、たっぷり登場しておりましたので、まずはそれぞれの俳優のファンの方々、ご安心ください。「●●がちっとも出てないわ!カネかえせ!」ということにはなりません。

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2013/07/02

ジェームズ・ボンドの生みの親、イアン・フレミングを描くミニTVシリーズ「Fleming」 trailer

ジェームズ・ボンドの生みの親、イアン・フレミングを描くミニTVシリーズ「Fleming」のスチールと予告編が出ました。

http://youtu.be/pCkRIk1oAuA


2014年初頭にSky Atlantic HDで放送予定。フレミングを演じるのは、ドミニク・クーパー。その他、ララ・パルヴァー、アナ・チャンセラー、アナベル・ウォリスなど。

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2013/06/28

ひ、ひさしぶりにキタ!ジェシー・アイゼンバーグが出てる泥棒手品師映画、めっちゃめちゃカッコイイです!

NOW YOU SEE ME



これは、やばいやばいやばい!ヤバい級にジェシー君ことジェシー・アイゼンバーグがカッコいいんですね! 米国公開は5月下旬だったので、米国在住の方はもうご覧になってらっしゃるんですね。UKは7月頭公開でございまして、遅ればせながら、騒いでます。
ウディ・ハレルソンとかモーガン・フリーマンとかマイケル・ケインとか!今(某アメコミ映画で渦中の)マーク・ラファロとかもう豪華キャストなラインアップ。マジシャン4人がライブショーで銀行強盗をするというプロットを「タイタンの戦い」の監督さんが華麗&ド派手に展開する一大エンタテインメントらしいんですが、もはやそんなことはどーでもいいほどジェシー君がかっこいいです。
どうしよう(いやどうもしないですが)これ、見たいですよね。みなさま見たいですよね。
やった!! 角川映画で10月25日より新宿ピカデリー他全国公開決定してますね! 邦題はグランド・イリュージョン」! 絶対みたほうがいいですね。(まだ見てないくせに人におすすめ)ジェシー・アイゼンバーグが史上最高にかっこよいですからね。

結局ジェシー・アイゼンバーグがかっこよすぎる、ということしか言ってない記事になって大変恐縮ですが、どうぞ引き続きよろしくお願いします。

2013/06/23

次の英国俳優めっちゃ先取りしませんか? Bカンバーバッチ主演「The Fifth Estate」に出演する若手俳優が主演の「We Are the Freaks(原題)」超おすすめです。

こんにちは、1号です。
本日は今回の映画祭でNO1お気に入りの可能性大な青春コメディ「We Are the Freaks(原題)」をご紹介したいと思います。
まずはトレイラーから

http://youtu.be/qNjO87La8Ac

[STORY] サッチャー首相が辞任したピンポイントな日を軸にした、つまり1990年11月23日のイギリス、バーミンガムが舞台です。

ポップ嫌いパンク嫌いモッズ嫌いスミス好きローゼズ好きノーザン・ソウル好きのどちらかといえば内向的なJack、お勉強が苦手なのに超コンサバな両親に進学を強いられ2回もテストに落ちてるParsons, 両親大金持ちだけど離婚し子育ての責任を放棄、家とクレカを与えられて好き放題に生きているChunks……はいつもつるんでいます。ケミカルからナチュラルまでドラッグとクラブカルチャーが見事に花開くこの時代、彼らもドラッグは遊びの必需品でございまして、いつもトレイラー住まいのアイリッシュの売人Colin からわけてもらってます。 

Jackは大学へ進学し新生活を夢見ているのですが、すべては奨学金が下りるか否か次第。憧れのIonaはケンブリッジの進学が決まっており、距離も格差も広がる一方です。奨学金の結果を待ちつついつもどおりのくだらない日を過ごしていたある日、ついにポストに結果の手紙が! 待ちわびつつも運命を左右する重要な手紙をすぐに開封することができず、Jackはズボンのポケットにその手紙を忍ばせて、遊びに繰り出します。。。

…シノプシスだけ読んでいると「どこが面白いんだよ」とツッコミをいれずにいられないほど退屈っぽい映画に感じられるんですがトンデモゴザイマセン。ではどこがいいのか、なのですが以下箇条書きです。

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2013/06/20

キリアン・マーフィー、ロン・ハワード監督&クリス・ヘムズワース主演「In The Heart Of The Sea」に出演!

ハーマン・メルヴィルの有名な小説「白鯨」の下地となった、ナサニエル・フィルブリックの小説「復讐する海 捕鯨船エセックス号の悲劇」の映画化作品「In The Heart Of The Sea」に、キリアン・マーフィーが出演するとのニュースが出ました!

Deadline.com:Cillian Murphy Boards ‘In The Heart Of The Sea’

Cillian Murphy jas joined the cast of In The Heart Of The Sea, the Ron Howard-directed adaptation of the Nathaniel Philbrick book for Warner Bros and Village Roadshow Pictures. Brian Grazer is producing with Joe Roth, Paula Weinstein and William Ward, with Palak Patel exec producing. Murphy will play Matthew Joy, second mate on the whale ship Essex. Citing reports of cannibals in the Society Islands, Joy and first mate Owen Chase (Chris Hemsworth) convince first time Captain Pollard (Benjamin Walker) to sail to South America after an enraged sperm whale rams and sinks the Essex, leaving 21 crew members adrift in small boats, 3,000 miles from land. The film begins shooting around London in mid-September.

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ネタバレなしのぶっちゃけレビュー:マーティン・フリーマンが出演する…と話題の"Svengali(原題)"の実態は?!









*「Svengali (原題)」出演者や監督などの情報、映画制作にあたってのいきさつについはこちらをどうぞ


http://muvi.es/w4336/148125 

【STORY】ウエールズののどかな街に住むDixieは郵便配達員ですが、大きな野望を抱くドリーマー。イケてる音楽を発掘するのが大好きで、バンド発掘および世界征服を果たしたCreation Recordsのアラン・マクギーやFactory Recordsのトニー・ウイルソンみたいになりたいと思っています。そんなある日YOU TUBEで ‘The Premature Congratulations’というレコード契約もしていない無名バンドのクリップを偶然発見しビビビっと電流が走ります。コレだ!コレこそ次のビートルズ!次のオアシス!次の。。。Premature Congratulations! そしてオレはイギリス音楽史に残る名マネージャーになる!意気込んだディクシーは男の勝負と全財産をかけて、フィアンセのMichelleと一緒にロンドンへ。まずはYOU TUBEで見つけたバンドのもとへ行き缶ビール4本でマネージャー契約成立完了。その後業界の重要人物たちにバンドの音をきいてもらおうとプロモーション活動に入ります。てはじめに旧友で今やメジャーなレコード会社で立派に仕事をこなしているHorseyのもとへ行きますが……。

この旧友Horseyとのやりとりをきいてるところなども含め、序盤は先日お伝えしたウエブシリーズの第1話目とほとんど変わりません。しかしながら全体的には、しっかり制作費も予算もある「映画」になったとたん、ウエブシリーズにあったオフビート感たっぷりのトーンがなくなり、すごくきちんと作り上げた青春ロマンス映画になっていました。とくにヴィッキー・マクルアは彼女の出世後のキャリア史上一番おきゃんでキュートだったのではないでしょうか?!めちゃくちゃかわいかったです。

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2013/06/19

BBC「Luther/刑事ジョン・ルーサー」シリーズ3、2013/07/02 午後9時(UK時間)より放送開始!

先日予告編が公開された、BBCドラマ「Luther/刑事ジョン・ルーサー」シリーズ3。

UKでの放送日が、2013/07/02(Tue) 21:00からと告知が出ました!


Owly Images

日本放送は、2013年秋よりAXNミステリーにて。←めちゃくちゃ早いです!本国放送終了後、ほとんど間をおかずか、空いても3カ月未満。そんなに早く放送することも可能なら、アレとかソレとかもっと早く放送されたら嬉しいのに!(そこはいろいろヲトナの事情がありますね)

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マット・デイモン、ジョディ・フォスター主演『Elysium/エリジウム』(9/20公開)日本公式予告編

2013年7月号のTotal Filmの表紙がこんなマット・デイモンで、「なんでできそこないのターミネーターみたいになってるんだろう」とこの上なく失礼なことを思ったのですが、たまたま公式予告編を目にして、「おっ?」とちょっと気になりましたので、勝手にピックアップしました。

ちゃんと見てみると、なんと監督はあの「District 9/第9地区」のニール・ブロムガンプ。そうです、あのエビに似たエイリアン(?)が出てくる、でもただのエイリアーン映画ではなかった 「District 9/第9地区」です。

正直、地球荒廃→富裕層は宇宙や疑似楽園で不老不死を謳歌→貧困者は廃れた地球で毎日を必死で生きる、というプロットが最近多すぎて、またか…と思わないこともないのですが。。。。

しかし、この監督ならもしかしたら一味違う作品になっているかもしれません。地球組マット・デイモンに対して、宇宙組のドンはジョディ・フォスターですし!

http://youtu.be/sERYjcd_ZzM

「洋画の墓場(げふんげふん)」と業界では言われているらしい9月公開ですので、ちょっと「ははは」と乾いた笑いを漏らしつつ、ちょっぴり楽しみにしようと思う2号でした。

公式サイト:http://www.elysium-movie.jp
公式Facebook: https://www.facebook.com/Elysium.JP
公式Twitter:https://twitter.com/Elysium_JP