http://www.foxmovies.jp/gbh/
日本公開は6月の予定。さすが固定客の多いウエス・アンダーソン監督作品、日本上陸も着実です。(あらすごい。もう字幕ついてるんですね!)
この作品のスゴさ、超越したクオリティの高さ、非の打ちどころのない完璧さをお伝えするのに、ストーリー説明も、ネタバレもまるで必要ありません。(注:日本のウィキさん情報ではホテルのコンシェルジュと若い従業員の交友を描いた作品。とか書いてありますが、ちょっと随分違うと思います。上のリンクにある公式サイトの作品紹介をご参照ください。)キーワードは「symmetry/シンメトリ」。
じつは鑑賞前に友人のデザイナーさんより以下のリンクを教えてもらいましてん。
http://www.openculture.com/2014/03/the-perfect-symmetry-of-wes-andersons-movies.html
このおかげで、今までなぜウェス・アンダーソン監督作品に惹かれていたのかを紐解ける、まさにEurika!モーメントを得たのですが、この知識を持って「グランド・ブダペスト・ホテル/The Grand Budapest Hotel」を観ましたらば…
これは!!!!!
エンタテイメントを超大手美術館に展示するべきレベルのビジュアル・アートへと昇華させた映画なのだと全身で実感できる作品でございました!!
必ずセンターにフォーカルポイントを置き、そこを中心にすべてを配置する。その緻密さだけでも脱帽のレベルなのに、さらに口を5本指すっかり飲み込むくらいあんぐり開けちゃうほどすごいのは動く役者さんです。例えばAからBへと移動する位置もすべて細かくバミってるんじゃないかと疑いたくなるくらいの精密さなんです。1フレたりともシンメトリを基軸に配置したすべてを崩すことがないんです。コレだけ動きに制限をつけられた役者さんらが、その”制限”を「ウエス・アンダーソンの映画」の一貫したイロとして表現していることが驚愕の域を超えています。どの役者さんがとくにすごい、のではなく、エキストラの役者さんを含め全員すごいです。
この映像がグルーヴィなのはシンメトリー効果だけではなく、もう一つ動きの「リズム」にあります。音楽担当は以前もアンダーソン作品に貢献しているオスカーノミネート歴ありのアレクサンドル・デスプラ氏。彼が作り出すバロック式のリズムにシンクロしてすべてが動くんです。カメラワークやだけじゃなく、役者さんがマニュアルでリズムにシンクロして動き、セリフを発するんです。完璧なシンメトリーの映像で、セリフの運びを含めすべてがリズムにシンクロして動いたら、どれだけグルーヴィーか想像していただけますでしょうか? はい、その100倍は軽くグルーヴィなんです。
さらに、この2ビート、4ビートを細分化したリズムというズレのおかげで、超絶な笑いを生み出す。過去「天才マックスの世界」や「ロイヤル・テネンバウムス」「ライフ・アクアティック」「ダージリン急行」他味わってきたウエス・アンダーソン節の真骨頂が全方位で堪能できます。あの笑いのしかけは、こういうことだったのか!と再認識できることを200%保証します。
こんなにアートを感じながら涙を流して笑える作品はそうそうありません。その美しさに身震いしながら、その精密すぎる完璧主義に感動しながら、涙を流してゲラゲラ笑う。それが「グランド・ブダベスト・ホテル」です。
絶対に観てください!!
2014年6月、日本の洋画ファンはアートの醍醐味を味わいながら腹を抱えて笑います。
2014/03/29
2013/09/19
ジュード・ロウがジュード・ロウとして出演するビター・スイートな短編☆Connection starring Jude Law
ロンドンのSouth Bank/サウス・バンクに構える、注目の作家による斬新な新作をよく上演してつねに話題の劇場Young Vic と英ガーディアン紙のコラボレーション企画による短編映画シリーズの1作「Connection」にジュード・ロウが主演しております。(以下映像を貼付けていますが、問題がある場合は、http://www.theguardian.com/stage/video/2013/sep/16/connection-jude-law-videoをトライしてください)
脚本は英国の新鋭作家として注目を集めるローラ・ウエイド/Laura Wade とベラルーシ・フリー・シアターの設立者で(いかなる政治家においても創造の自由だけは失わず活動しようというモットーのもとベラルーシのアパートなどでパフォーマンスアートの活動する団体)ジャーナリストでもあるニコライ・カルーザン/Nikolai Khalezinの共同執筆によるもの。ジュード・ロウが空港で偶然空港のトランジットで迷っている男性に道を尋ねられ、親切に案内してあげるところから広がる、社会派かつビタースイートなストーリーです。
はじめコミュニケーションのとれない2人が、言葉の壁を無視して心でコミュニケーションをとりあう様、別の世界にすむはずの2人に接点がある様をじつにナチュラルに描いており、大変な傑作ではないでしょうか。
本作、実話をもとにしたお話だそうで…。ジュードに道をきくなんて、都合のよすぎる話あるかよ!!思うかもしれないですが、これが!!空港で英国俳優さんが人の道案内をするって、 すごくリアルです。以前も話したかもしれないですが、1号も空港でアラン・カミングにwifiの繋ぎ方をきかれて、親切丁寧に教えたことありますし、手荷物受取所でガンダルフがスーツケースをとるのを手伝ったことあります。(前者はログインに名前を入力するところまで気がつかないフリしてましたし、後者はまったく気がつかないフリをしてました。)
というわけで、みなさまも、空港でジュード・ロウを見かけたら、ぜひ道案内を頼んでみてください(違)
脚本は英国の新鋭作家として注目を集めるローラ・ウエイド/Laura Wade とベラルーシ・フリー・シアターの設立者で(いかなる政治家においても創造の自由だけは失わず活動しようというモットーのもとベラルーシのアパートなどでパフォーマンスアートの活動する団体)ジャーナリストでもあるニコライ・カルーザン/Nikolai Khalezinの共同執筆によるもの。ジュード・ロウが空港で偶然空港のトランジットで迷っている男性に道を尋ねられ、親切に案内してあげるところから広がる、社会派かつビタースイートなストーリーです。
はじめコミュニケーションのとれない2人が、言葉の壁を無視して心でコミュニケーションをとりあう様、別の世界にすむはずの2人に接点がある様をじつにナチュラルに描いており、大変な傑作ではないでしょうか。
本作、実話をもとにしたお話だそうで…。ジュードに道をきくなんて、都合のよすぎる話あるかよ!!思うかもしれないですが、これが!!空港で英国俳優さんが人の道案内をするって、 すごくリアルです。以前も話したかもしれないですが、1号も空港でアラン・カミングにwifiの繋ぎ方をきかれて、親切丁寧に教えたことありますし、手荷物受取所でガンダルフがスーツケースをとるのを手伝ったことあります。(前者はログインに名前を入力するところまで気がつかないフリしてましたし、後者はまったく気がつかないフリをしてました。)
というわけで、みなさまも、空港でジュード・ロウを見かけたら、ぜひ道案内を頼んでみてください(違)