2013/07/12

エイダン・ギレンのベクトルの違うトホホっぷりが光る「Mister John」☆ レビュー

GG2Eの1号も2号も現実から逃避行するために、しばしばみなさまのつぶやきを眺めに行っております。そしてご要望におこたえすべく、ご要望通りの記事を書いたりします。今回は、逃避行のさなかに英国俳優エイダン・ギレンをお好きな方が複数いらっさることに気がついた1号に、ファンの方がご親切に反応してくださったため、記事を書くことになったしだいでございます。

今後もこんな記事読みたいんですが、と @入れて、ツイートしてください。

6月後半に開催されていたエディンバラ国際映画祭において上映されていたMister John。エイダン・ギレン主演。制作国UKとなっていますが、お金のでどころはアイルランドとシンガポールとガッツリクレジットが入っておりまして、これはシンガポールとアイルランドとの合作と考えてよいのではないかと思います。
あら(汗)トレイラーもないのでしょうか? なんと映画祭ページからは、画像の貼付けも許可してくれません(汗)
共演者さんのインタビュー記事にエイダンの画像が掲載されているので、リンクをはります。
http://entertainment.xin.msn.com/en/celebrity/buzz/asia/article.aspx?cp-documentid=5889974&page=0



【STORY】妻との仲がこじれたギャリーのもとに、シンガポールで暮らす兄が亡くなったという知らせが届きます。複雑な思いをかかえシンガポールへ旅立ったゲリーは兄が経営していた謎めいたバーMister Johnで働く人々、お客、そして兄の妻などと関わって行くことに。故郷とはまったく異なる魅惑のシンガポールで、兄がいかにお客や働いている人から不思議なほどに信頼を得ていたか、兄に対して深い愛情を抱いていた兄嫁(シンガポール人)と触れ合ううちに、ギャリーは自分の壊れかかった人生を真っ正面に見つめるきっかけを掴んで行き……

非常に悪い言い方をすると「欧米人が抱くミステリアスで魅惑的なアジアを幻想的に描き、その魅力にあてられた悩める英国人の姿を、アートちっくに映し出した映画」です。良作駄作の云々はともかく、この手のタイプは沢山あるので、どんな内容の映画かわかっていただけたかと思います。欧米人には魅力的な映画ではないでしょうか。アジア人が観ると余計な現実が見えるので、ちょっとツライですね。具体的に言及するとそれは、Mister Johnというバーは、いわゆる水商売バーなんですよね。白人さんやお金持ちの人たちを相手にお金を稼ぎ、アジアの女性はそこで雇われている。そんなバーを竜宮城のように描いているわけです。 誰にとっても(雇われている女性も含め)ハッピーな場所。そして雇われている女性たちが、ギャリーらをセクシーに誘惑するわけですよね。
個人的には眉毛がコイル巻になって、とれませんでした。。。

一方、肝心なのはここからです。エイダン・ギレンのファンの方にはそんな作品の善し悪しなんてどうでもいいから、この映画見せろよ、みたいな展開があるんです。それは、エイダン扮するギャリーが、1人で物思いにふけりたくて兄嫁の家の裏手にある池州みたいなところに行くんですね。船でしか行けないところなんですが、そこでボーッと物思いに耽っているときに、毒ヘビに噛まれましてね。その毒で倒れて身動きとれなくなるんですが、運良く人に見つかって病院に運ばれるんです。で、ですね。ギャリーは命に別状はなかったものの毒のせいで数日ち●こが勃っちゃったままの状態になるんですよ。
 
すみません、もっかい書いてもいいですか? 

ギャリーは命に別状はなかったものの毒のせいで数日ち●こが勃っちゃったままの状態になるんです。

 エイダンは実力派俳優さんですから、非常に上手にこの居心地の悪さを演じておりまして、すぐもぞもぞしたり、前屈みになるんです。兄嫁や兄嫁の娘にあったときとかも、居心地悪そうにさりげなく位置をずらして隠したりですとか、やるんです。

あの、コレ、コントじゃなくて、前述のとおり、魅惑のアート系叙景的映画なんですね。雰囲気としてはぶはっ!! とふいちゃいけないんですよね。 

そんなわけで、作品がどうのというよりは、エイダン・ギレンさんのそんな細かい迫真の演技をご覧になりたい方は、ぜひ、おすすめします。
 (多分褒めてます。。。)
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