2013/07/06

トレイラーどおりジェシー・アイゼンバーグが異常にかっこよかったマジック泥棒(?)映画「グランド・イリュージョン」(ネタバレなし) レビュー

毎日TVでトレイラーが流れて、このジェシー君がいきなり視界に飛び込んでくるんですよ、奥さん。映画館に行かないわけには行かないでしょう。

というわけで早速行って来ました。「Now You See Me(原題)」邦題は「グランド・イルージョン」(10月25日(金)新宿ピカデリー他全国ロードショー)



ジェシー・アイゼンバーク、マーク・ラファロ、メラニー・ロラン、モーガン・フリーマン、マイケル・ケイン、ウディ・ハレルソンとキャストがすごいことになってます。それぞれ、客寄せパンダのちょい役にとどまることなくキッチリ、たっぷり登場しておりましたので、まずはそれぞれの俳優のファンの方々、ご安心ください。「●●がちっとも出てないわ!カネかえせ!」ということにはなりません。


【STORY】ある招待状を受け取り集まった4人。1年後スーパーイリュージョニストグループ、“フォー・ホースメン”としてラスベガスに現れ、その場にいながら客の1人を遠く離れたパリの銀行に送り、金庫の金を奪うという前代未聞のイルージョンショーを行い話題騒然となります。 
お客はマジックだと信じきっておりますが、そんな超自然現象なんてあり得ない、とFBI。(そりゃそうだ 汗)トリックを暴くためFBI捜査官のディランとインターポールのアルマは、フォー・ホースメンの取り調べをしますが、相手は天下のイルージョニスト。まったく歯が立たず、捜査陣はマジックの種を暴くことで有名なサディウスに協力を仰ぎます。一方4人は次なる"一大エンターテインメント"を仕掛けていて……
彼らのトリックは? そして明らかにお金が目的ではない彼らの真の目的は?!

面白かったです。ものすごいどんでん返しがあるんです。もうすんごいどんでん返しがある。「トリック」がa means itself (目的そのもの)なのか as a means of something(目的のための道具)なのか、という哲学的/概念的なテーマをやんわり基盤にしつつ展開しますが、演出や見せ場は華麗なエンタテインメント・スタイルなんですね。かなりノリよく、ビジュアルもとっても派手。なので、楽しくてあんまり色々考えずに、見ちゃいます。「イルージョン」を特撮が当たり前の映画で見せることによって、盛って見せているところも、全然オーケーになります。ここで「そんなトリック、映画だからに決まってるじゃん」なんて言うほうが野暮ってものです。

といっているとまるでベタベタのイルージョン三昧なのかと思われてしまいそうですが、そうでは決してありません。 銀行からお金を盗み出すトリックなど、きちっと観客が納得のいくようにタネ明かしをしてくれています。だからかなり観客はスッキリします。こちらでは絶大な人気を誇るイルージョニスト、ダレン・ブラウンが人の心を上手に操り、誘導して、トリックを作っていく様を見せる番組や人の心理がいかにトリックを成功に導くかを実験的に見せて行く番組など放送されているんですね。その系列の、ロジカルにきっちり説明してくれるものでした。しつこいようですが、面白かったです。

【最後に】最初から最後までジェシー君がめちゃめちゃかっこよかったです。(→結局ここが言いたい)ジェシー君は、まったくもって既存のイメージ通り。「このジェシーが見たいのよ!」という期待をまったく裏切らない役柄でした。 これ、頻繁に見ていたら飽きちゃうのかもしれないのですが、露出頻度が少ないおかげで、まだまだ、このジェシー君でごはん3杯おかわりできます。もしかしたら一番今まででかっこいいと思ったかもしれないです。オトコは30過ぎないとダメですね。三十路ジェシーはすごいことになってます。

あ、マーク・ラファロはFBIの捜査官役です。 

あと、ジェームズ・フランコの弟デイヴ・フランコが出演してるんですね。イケメンでした。はい、イケメンでした。

以上、この映画、オススメです。と伝わったことをせつに祈ります。。。
拍手する

0 件のコメント :

コメントを投稿