http://youtu.be/y6SupkSg6Rg
制作秘話が語られています。12週間かけて1晩の出来事を違和感のないように撮影するって本当に大変なんですね。
とにかく真冬のイギリスの夜に12時間撮影なもんだから、マイナス12度とかのなかで、オープンカーで突っ走るとか(汗)、フロスト君は上半身脱いでヌオーってやるシーンもマイナス二桁でやったとか(滝汗)そういうこと教えてもらうと、笑うと同時に感動で泣きそうですよね。
また同じはずのシーンを別の日に撮影したりするので、例えばテーブルや椅子の角度が微妙に違うだけで失敗に終るという緊迫感。セリフのやりとりだけを1日に撮影し、あとであてこめていくとか、または重要なシーンの決めセリフなどは「このシーンのこのラインだから!」と指示して撮影。。。ってか、そんな細かい切り貼りしてんですね!この人っ!!!(卒倒)周囲が完璧主義の超こだわり派と呼ぶだけの天才なんですね、監督。(→今さら 汗)
それについていく役者もすごいですね。サイモンも言ってましたが、 役者も監督もシンクロできるからやれるという。バディ芸ですね、バディ芸。
第3弾の最終話ということで、両肩にのしかかるプレッシャーの大きさも、伝わってきました。ネタバレ?を臭わす奥深いテーマ的なことをサイモンと監督が語っているので、ここではしたコメさんと映画秘宝さんの邪魔にならないように口チャックしておきます(英語リスニング力のある方でネタバレのかけらもイヤという人はご注意!) しかしこの話をきくと、ますますこの映画への評価があがりそうです。
The World's Endの元々のアイディアはもともとエドガーが21歳くらいのときに考えついた「アメリカの青春グラフィティーのイギリス版で、若い学生がパブ廻り(Pub Crawling)をする」という映画からきているんですってね。今後作ることもないな〜と思っていたとき、ふっと、じゃあその話を導入口に20年後の大人バージョンはどうよ? とひらめいた(飛行機のなか)。んでサイモンに「良い考えが浮かんだんだけど!」というところから、広がって行ったらしいです。
(カムデンタウンにあるパブ、The World's Endと近場の映画館ODEONの話もしてましたよ。これは他でもよく聞く話ですよね。)
あと、これはGeek1号が「HOT FUZZ」での日本PR時サイモンからきいていたことでもあるんですが、彼らはアメリカのアパトー・ファミリーがやるような、フィルムを回し続けて、才能ある役者たちの即興を延々撮影&いいところをピックアップする…というやり方ではなく、緻密なスクリプトをこさえたんですね。 なぜかといえばそれをしても言い合いみたいな感じでエンドレスで終ってしまい、なんか締まりが悪い。。。さらには(こちらがじつは主な理由)アパトー映画のような沢山の予算がないからだったらしいんです。フィルムは高いから、そんなに延々贅沢に回してらんないというのがあった。今回はHOTFUZZの倍近い予算をもらったけれど、やはり前2回と一緒、緻密な脚本→絵コンテにそった撮影に徹したそうです。よかった。ソレが好きです、と思っております。。。
それにしてもPJのベタボメ具合いいですね! とくに普通の客としてめちゃめちゃ楽しむ一方、監督の目線で見た、”これは大変だったでしょう!”という言葉をきいてカントク、こころなしか、ウルウルしてる気がするんですが!(涙)最後のあたりでワタクシももらいウルウルしてしまいました。
というわけで、マダマダモレはあるかもしれませんが、以上がポイントメモ書きです。
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