ザ・ストーン・ローゼズ メイド・オブ・ストーン/The Stone Roses / Made of Stone
11月2日(土)より、新宿シネマカリテにて全国順次公開!
公開情報など詳しくはこちら http://www.tsrmos.com/
私もザ・ストーン・ローゼズを追いかけて英国留学を決意した日本人ファンの1人です。”ローゼズがいなければ今の自分はおりません(&英語力もアップしませんでした)”…という人生を送る沢山の日本人の1人です。(周囲を見渡しても、決して珍しいケースではありません。)ブログでは、2013年6月15日スコットランド・グラスゴーはグラスゴー・グリーンで行われた彼らのライブの体験レポートをアップします。
【ザ・ストーン・ローゼズとグラスゴー・グリーン】
The Stone Rosesのバイオグラフィー「ザ・ストーン・ローゼズ・ストーリー 誕生と、解散と、復活と。 」を読んだ方はご存知かと思いますが、バンドとスコットランドのグラスゴーは他の都市と比べてちょっとだけ特別な関係にあります。というのも2011年の再結成前、イアン、レニ、マニ、ジョンの4人がともにステージに立った最後のライブがグラスゴー・グリーンだったのですね。一つ一つのライブをイベントフル(eventful)に行ってきた彼らが、2013年のライブ活動にてこの場所を選んだことに、ファンは特別な思いを寄せています。とくにスコットランドのファンは”俺たちはマンチェスターの次くらいに特別に思われている”くらいな勢いで、嬉しく思っています。
1990年のグラスゴー・グリーンの様子については、Louder Than Warにてどうぞ。
(英語のみです)
【グラスゴー・グリーンは…】エディンバラーグラスゴ間を結ぶグラスゴー・クイーン・ストリート駅より徒歩で20分程度の場所にあります。
大きな地図で見る
なにはともあれ、チケットを手に行けることを再確認。あらためて騒ぎます。
街は色々ローゼズがらみでイベントやってまして。会場近
Set in Stone exhibition by Ian Tilton
フォトグラファーのIan Tilton 氏と。めちゃめちゃ良い人で氏の写真がどれだけファンの宝物だ
こちらが写真集
The Stone Roses: Set In Stone
写真集は絶対におすすめです。というのも、カメラマンの視点からみたローゼズを綴ってくれているのです。撮影中のエピソードをカメラ技術的、ジャーナリズム的に書いてくれているので他のどこでも読んだことのない、知られざるバンドのストーリー、そしてこの時代のUK音楽について垣間みることができます。本当に感動です。
開場時間4時に近づいたため、グラスゴー・グリーンへ。すでにエントランスがディズニーランドのトイ・ストーリー状態ですが、入場後どこもよらずにステージ前へ直行。
マニ側のフェンスにかぶりつき完了です。ちなみに前日からトイレにいかないトレーニング(=1日500ML以上の水分をとらない)をしており、フェンス前で地蔵になる準備も完了。絶対に動きません。トイレもビールもライブが終ってからやります。
英国の音楽フェスにこなくなって久しいことがバレバレになってしまうのですが、汗)フェンスが2段階にわかれていることに???でした。前方スペースには、VIPリストバンドとは別に、先着順で灰色のリストバンドがもらえ入ることができたんですね。リストバンドがあれば、出入りが可能。もらえなくても入れるのですが、一度出たら入れる可能性はほぼゼロ、というシステムでした。
なんですが!なぜかこのフェンスかぶりつきのエリアに入ってくる人が少ないんです。ゆるっゆる。一方2つ目のフェンス越しはみるみるうちに… 1発目のTheVi
しかも不思議なことに、こんなにガラガラなのにこのエリアへは入場規制がかかっている?!
【そしてまずは、The Viewの登場】すいません、写真とるのを忘れました…というのも2つめのフェンス越しのお客さんの様子に圧倒されちゃいまして(汗)そっちばっかり写真とっちゃいました。しょっぱなからこんな調子なんですね。
ズームしますとですね、
ビールが飛びまくってます。紙やプラスチックに入ったビールならいいんですが、瓶に入ったサイダーがゴンゴン飛んで来まして、ステージへ向いていると背後でゴン!ゴン!って重い物体が落ちる音がするんですね(マジです)瓶だったんですね。
他にもなんかイロイロ飛んでまして…
グラスゴーでのフェス規模の野外ライブははじめてだったので、The Viewのプレイ中はその環境に慣れるので精一杯でした…。
The Viewのライブのあと、あわてて出てきた表示。
今さら感ひとしおなところもふくめて、グラスゴーらしさ満喫。
次の登場はJake Bugg。ライブで聞くと、ホントThe La's 的なグルーヴィーでノスタルジックな声質ですね! もちろん今度は撮りましたよ!
写真やTVで見ているときより、結構ほっぺがぷっくりしていて、生の容姿は19歳らしかった…(→ あくまで個人的な感想です)
ちなみに、禁止のお達しなんか見てるのはワタシくらいでして、世間は相変わらず
燃〜えろよ、燃えろ〜〜よぉ!More flares and fireworks... なグラスゴーです。
【そしていよいよThe Primal Scream 登場!】プライマル・スクリームのボビーはグラスゴー出身でして、今もマウント・フロリダ地区のホニャララ通りにお父さんが住んでおります。(→地元の人は大抵知っている話)お父さんはボビーの活躍ぶりを誇りに思っており、おうちの壁には、Jesus & Mary Chain (→ジザメリ)プライマル・スクリームのレコードが沢山飾られているんだそうです。(目撃者談)すごくイロイロお話してくれるらしいです。(知人談)
プライマルは、ファンが喜ぶ曲から2013年リリースのアルバム「More Light」からの曲までコンパクトに1時間ほどやってくださいました。ボビーの相変わらずのやさぐれ感がファンにはツボです。
普段ならプライマルで完全燃焼するタイプなのですが、今回は事情が事情なだけに、すべてのエネルギーはセーブです。プライマルには失礼ですが、どうにも他のものにエンジョイする、という気持ちになれません。プライマルなのにステージに向けて五感が集中しつづけていられないという洋楽ファン失格な状態です。そんなわけでふと周囲を見渡すと、
おばあちゃんが、プライマルで超盛上がっています。かわいいおばあちゃんがロックをエンジョイしている!ということで、周り中のお客さんも感動してしまい、次々にダンスのお誘いが!
おばーちゃんダンスダンスダンス。超かわいかったです(もしかして、このおばあちゃん、御関係者の方かもとか思いました。おばあちゃんが大変な思いをせずにライブをエンジョイできるように入場規制かかっていたのかな、という気が!というのも、おばあちゃんが退場してほどなく、我々の前方エリアも後方のエリアと同様になったからです。)
【プライマル終了。そしていよいよ…】 すでに5ヶ月は前の話なのに、タイプをしていてまだ心臓がバクバクできる。それがローゼズのファンです。(→かなり一般的)いよいよ、セットチェンジです!
じつはこの日はもともと大雨と予想されていました。雨のフェスほど足場が地獄なことはないので、履き捨てるつもりでチャリティショップにて5ポンドで購入した靴をはき備えていたんですね。意外にも当日はパラパラ降ったりやんだりの繰り返し程度だったので、「ラッキーだったね〜」と言っていたくらい。ところが次はいよいよ神降臨!となる段階になって…
めっちゃどしゃ降り(汗)
で、でもほどなく雨はやみ、空には2重の虹が!!(見えます?)
うっすら陽も差し、ここらへんから記憶がうつろになります…
スコットランドですから、敬意を払って、まずはバグパイプ。
そして…
神降臨。(以下、まともな解説になっておりません。ライブレビューはこちらをご覧ください(英語のみ))
マニとレニマニとレニ。マニとレニったらマニとレニです。
I am the Resurrectionにて、イアンがステージをおりてファンとダイレクトにコミュニケート。観客とパフォーマーの垣根が物理的に超える奇跡の融合の瞬間ですね。この奇跡にレニ、マニ、ジョンのプレイは必要不可欠なんですよね。
お隣の男の子(20歳)が自分のかぶった帽子を出してさ
(ちなみにこの直後、叫び続けてた私も、手パッチンしてもらえました。人生の半分以上の思いが救われた気分になりました)
【夢のような嵐が去り…】55000人ほどのファンが集まっていたため、街中はどこを歩いていてもローゼズのファンしかいない状態です。興奮さめやらずで、宿泊先近くのバーに入った我々ですが、他のお客さんもみなライブに行った人ばかり。ということで、バー全体で同窓会状態でした。
ライブが終ったことが信じられないまま翌朝を迎え、ついつい昨晩の感動のかけらをさがしにグラスゴー・グリーンへ…。
う、うむ(汗)
すべての意味で最高の体験となりました…
【備考】このライブのセットリストは…
- I Wanna Be Adored
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Elephant Stone
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Ten Storey Love Song
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Sally Cinnamon
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Standing Here
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Shoot You Down
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Fools Gold
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Something's Burning
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Waterfall
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Don't Stop
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She Bangs the Drums
-
Love Spreads
-
This Is the One
-
Made of Stone
-
Breaking into Heaven
-
Elizabeth My Dear
-
I Am the Resurrection
【GG2Eより】
マンチェスターのアクセントに慣れ親しみ、バンドの残した言葉で英語のお勉強を図りたい方は英語教師Matthewの英語力アップメモが満載のGG2Eの記事をぜひお試しください。
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